ノルウェーのプリンセスが霊媒師と婚約を発表
ノルウェー王室のマッタ・ルイーセ王女がシャーマン(霊媒師)であるデュレク・ベレット氏との婚約を発表した。
ルイーセ王女はノルウェー王室で断トツで際立ったキャラクターで、世間を騒がせてきた人物だ。天使や死者と交信できるとして、スピリチュアル界では知名度が高い。
アメリカ人であるデュレク・ベレット氏は、シャーマンとしてスピリチュアルイベントを開催するなどしてキャリアを築く。彼は死者と話せるという。
「原子を変えて、若返りが可能で、自分は普通の人間ではない。爬虫類とアンドロメダのハイブリッドです」という発言を過去のインスタグラム投稿でしている(この投稿は現在削除されている)。
※アンドロメダとは、アンドロメダ銀河の星座やギリシャ神話の王女を意味する
ノルウェーでは「王室はベレットの陰謀論から距離を置くべきだ」という批判も出ていた。
2019年にノルウェーの王女と交際が発覚してからは、ノルウェーメディアの批判的な報道にベレット氏が苛立ちを露わにすることもあった。
どれだけ批判を受けても、2人はラブラブな写真をインスタグラムなどで投稿し続けており、「結婚しそうだな」という雰囲気は出ていた。
6月7日、ノルウェー王室はプレスリリースで、王室は2人の婚約を喜び、実りある未来を祈っていると突然発表した。
この時期に婚約発表が出るという噂はなかったため、ノルウェーの人は驚いたことだろう。
結婚式の日取りはまだ決まっていない。
ルイーセ王女はベレット氏との交際中、プリンセスとしての称号を商業イベントで広告に利用するなど、いくつもの物議を巻き起こした。
ノルウェーではスピリチュアルは信じないという傾向が強い国のため、2人の言動は医療界など様々な業界から批判されている。
もちろんこの婚約発表はノルウェーでは今日のトップニュースだ。
婚約期間だけでなく、結婚後も世間をこれから大いに騒がせていきそうだ。