フェイスブックでの冗談が現実に! ノルウェー最大級の300メートル滑り台が大通りに出現

オスロの通りに巨大な滑り台が登場 Photo:Asaki Abumi

フェイスブックで始まった冗談が現実となった。オスロ中心地に300メートルの滑り台が出現し、1年間待ち続けた市民は歓声をあげた。

昨年の7月、アイリック・ホルム氏は、フェイスブックに「冗談で」イベントページを開設した。オスロ中心地の大通りである「カール・ヨハン通りに、ノルウェーで最も長いウォータースライダーを作って滑ろう!」というものだった。すぐさま、一晩で約3万人が「参加・興味あり」をクリック。その数は数日で6万人となった。当時、筆者も含め、周囲の多くの友人たちが面白がり、出席をクリックしていたことを覚えている。

現地の報道機関も報じていたが、「冗談だ」というのは多くの人が理解していた。まさか、その後に実現するとは、だれも思わなかったのではないだろうか。

子どもたちが楽しそうに参加 Photo:Asaki Abumi
子どもたちが楽しそうに参加 Photo:Asaki Abumi

7万人が「出席する」

6月11日、オスロ市内にある別の大通りで300メートルの滑り台が登場した。当日までにフェイスブックで「興味がある」とクリックした人は2万6千人、「出席する」とクリックしたのは7万4千人。有料チケットは完売し、3000~4000人の大人から子どもまでが参加した。

初企画で問題も続出

大規模な企画だったため、問題も発生した。電気がショートし、滑り台の空気が抜け、元の状態に戻るまでに行列ができることに。体重の軽い子どもは、大きな浮き輪の上に乗って滑っても、スピードが出ずに、途中で何度も歩いたり、止まったりしなければいけなかった。

滑りをよくするために、食器用洗剤を投入!川に流出

見物客も続出した Photo: Asaki Abumi
見物客も続出した Photo: Asaki Abumi

そのため、なんと、滑りをよくするために主催者側は「食器用洗剤」を水に混入。プールから流れ出した水は道路で川を作り、隣のアーケル川に流出した。子どもの肌への影響や、洗剤の安全性が心配され、オスロ市の水道管理局に電話する市民も。オスロ市は、「洗剤Zaloには環境面では問題がないはずだが、川に排出物を流すべきではない」と国営放送局に語った。滑り台の終着点は、洗剤の白い泡であふれていた(冒頭写真)。

また、滑りがよくないことで、期待が外れ、クレームをする参加者も。主催者は、今回の反省をもとに、来年も開催を企画しているようだ。反省点はあったが、1年間、市民をワクワクさせ、冗談を現実にした点は評価されている。改善された今後の展開が期待される。

Photo&Text: Asaki Abumi