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映画『THE FIRST SLAM DUNK』北米で今日から上映開始。先行上映会は大盛況!

安部かすみニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者
(c)Kasumi Abe

日本やアジアで大ヒット中の映画『THE FIRST SLAM DUNK』(ザ・ファーストスラムダンク)が全米とカナダで28日、上映開始した。

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これに先立ち、26日ニューヨーク市内で先行上映会が開かれ、ファンが詰めかけた。

劇場は終始、熱気に包まれ、上映が開始するや否や、アクションごとに歓声と爆笑(時に雄叫び)が沸き起こった。無音になるシーンでは、会場の空気も映画と一体となり、一瞬静まり返った後に「ウオォ〜」と大歓声、大拍手に包まれたのも印象的だった。

収容人数260人の会場は、地元のファンで満員御礼に。(c) Daphne Youree
収容人数260人の会場は、地元のファンで満員御礼に。(c) Daphne Youree

家族と映画を観に来た祥(しょう)さんは、弟の影響でスラムダンクの大ファンで、この日を楽しみにしていた。「素晴らしいチームワークといった日本の良さを反映しているのがスラムダンクの一番の魅力」と言い、「知っている友だちに会えたかのような感覚になり、上映開始から涙、涙でした」と感想を語った。また別の女性は「諦めたら終わり」など青春時代に大切なことを教えてくれたのがスラムダンクだと語り、この地で映画を観ることができた喜びを隠せない様子だった。

会場となったジャパン・ソサエティーでは8月6日まで日本の映画祭「JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ~」が行われており、ほかにも『ターコイズの空の下で』や『トーキョー・メロディー』など、新作を含む日本映画29作品(国際プレミア5作品含む)が上映される。出演者の柳楽優弥さんらが渡米し、特別ゲストとしてファンの前に現れる予定だ。

(Text by Kasumi Abe)無断転載禁止

ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者

米国務省外国記者組織所属のジャーナリスト。雑誌、ラジオ、テレビ、オンラインメディアを通し、米最新事情やトレンドを「現地発」で届けている。日本の出版社で雑誌編集者、有名アーティストのインタビュアー、ガイドブック編集長を経て、2002年活動拠点をN.Y.に移す。N.Y.の出版社でシニアエディターとして街ネタ、トレンド、環境・社会問題を取材。日米で計13年半の正社員編集者・記者経験を経て、2014年アメリカで独立。著書「NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ」イカロス出版。福岡県生まれ

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