大阪府・吉村知事が定例会見9月8日(全文4完)軽症者向け飲み薬ができれば大きく状況が変わる
コメ先物の本上場不認可への受け止めを
日刊工業新聞:ありがとうございます。少し前になりますけれども、堂島取引所が農水省に申請していたコメ先物の本上場が不認可となったことに関して、国際的なデリバティブ市場の形成を目指す大阪としてはどのような受け止めか、金融都市構想へ影響があるかについてお願いします。 吉村:非常に残念だなというふうに思います。日本のこのコメの先物取引についてもいろんな理由を付けて、結局は認めないと。これは今の、僕は自民党政治の限界ではないかというふうにも思っています。いろんな、さまざまな部会からこういったことは良くないんじゃないかというような意見も出てるとも聞いてますし、結果認められないということにもなりました。 コメの、いわゆる品質のレベルなんかも世界がものすごく今、高まってきてます。大量にも生産できるような環境もなって、日本のコメだけが内向き市場で、本当に今後、将来見たとき、生産者も含めて将来の次世代の生産者のプラスになってる判断をしてるのかなと。今、目の前の票を持ってる生産者のほうには向くわけですけど、将来の本当に、市場であったり、生産者のほうを向いたことをするということが本当に自民党政治ではできないんだなというふうに僕は思っています。非常に残念です。 ただここはもう、今、政権を持っているのは自民党ですし、そう判断されたわけですから、もう仕方がないと。それ以外の新たな手段をどんどん活用して、もうそこにすがりついても仕方がないわけですから、新たな商品も含めて、この国際金融都市を目指していこうということは方向性を一にしてますから、ここは金融機関の関係者の皆さんと協力しながらエッジの効いた国際金融都市を目指していきたいと思います。 日本も本当にいつまでもガラパゴス的思想で、自分たちの、この内向きだけで本当に今の豊かさを将来にわたって守れるのかっていうのは本当によくよく考えてもらいたいなと思います。 日刊工業新聞:ありがとうございます。 司会:よろしいですか。ほかに質問のある社はありますでしょうか。じゃあ今、手のあがった、ABCさん。