大阪府・吉村知事が定例会見9月8日(全文4完)軽症者向け飲み薬ができれば大きく状況が変わる
大阪市とそれ以外では違う面がある
大阪府内だけ見ると、やっぱり大都市部の大阪市とそれ以外の部分でちょっと違うところがあるわけです。それ以外の保健所も忙しいので非常に逼迫はしてますが、とりわけ大阪市の保健所は、感染者数の約半分が大阪市ですから、しかも匿名性の高い方もいらっしゃるということで、なかなか対応としても困難事例も抱えながら一気に増えてくると。これは大阪市に限らず大都市圏で急増するときの共通テーマだと思っています。 ですので、急激に増えることがない地方部の保健所とやっぱり違った課題というのがあるというのは認識すべきだと思ってますし、それに対する対応として、保健所がどこまでやるべきなのかっていう本質的なところをちょっと今回の第5波が終えたときにはやっぱりやらないといけない。これはたぶん首都圏も同じ問題を抱えているというふうに思ってます。 今、大阪市の保健所でどうしても厳しくなってるところについては、宿泊療養施設の迅速な搬送であったり、この入院の搬送の手段であったり、そういった自宅療養者がアクセスできる手段であったり、いろんなところについて大阪府とも協力しながら、増強はしています。 関西テレビ放送:ありがとうございました。 司会:よろしいですか。では次、後ろ。一番後ろ。
発症時にどういう症状を訴えていたのか
朝日放送テレビ:ABCテレビの川口です。先ほどの10代の、すいません、死亡者についてなんですけれども、この方、個人情報に関わるところではあるんですが、救急搬送された前に発症されていたということで、発症されたときどういった症状を訴えられていたかというのは入ってきておりますでしょうか。 吉村:そこまでは入ってきてないですから分かりません。 朝日放送テレビ:分かりました。 司会:では日経さん。
医師の確保についてはどういう状況か
日本経済新聞:すいません、日経新聞の古田です。大規模医療センターについて伺いたいんですけれども、看護師の確保が難しいということで、一方で医師の確保っていうのはどうなってるのか、今、現状を教えていただけますか。 吉村:お医者さんの確保についても看護師さんの確保についても、今さまざまな機関に相談をして進めているところです。これは運用時には確保できるように進めていきたいと思っています。これは課題ではありますけれども、なんとか乗り越えていきたいと思っています。 また、こうやっていろいろ協力していただけるというところもやっぱりないわけではありませんから、そういった意味では、まだ完全に公表できるようなものではありませんけれども、さまざまなところに相談をし、なんとかこれもやると決めた以上、実現させると、させたいと思ってます。 日本経済新聞:医師については阪大病院さんから一部派遣されるということで、その一部派遣された医師以外のところでも必要だっていうことでしょうか。 吉村:なので、この感染状況に応じて、やっぱりずいぶん違うわけですから、中に入られる人も違ってくると思いますし、数も違ってくると思うので、感染が増えたときにどう対応するのかとか、その辺りをきちんと今の間に詰めておくというようなことが重要だというふうに思っています。動かし始め、どうするかという問題ももちろんあるんですけれども、まったく確保できないというものではないと思ってます。