大阪市・松井市長が定例会見5月13日(全文3)疫学調査待ちは12日現在で45件
GW中に人員を投入して解消を図った旨の回答もあったが
毎日放送:局長にきのうお話伺ったときに、局長はきのう、ゴールデンウィークの連休中にほかの部署の業務がストップしていたので、そこで集中的にこの疫学調査班に人員を投入して解消を図ったというような旨の回答もあったんですけれども。 松井:いや、だからもちろんそうですよ。4月の15日の時点で、さっきも言いましたけど、保健師、看護師、総勢35名。それから、あとプラス5月の、これが今度は、5月には総数で55名体制に拡充をしてきてますから。でもそこは4名増えてるだけです、4月の15日から、5月の体制としては。やっぱり伸びていってるとき、陽性者が。それはもう毎日、疫学調査の数も増えていくんですよ。で、ピークが4月の、日々、連休前、とにかくまん延防止から緊急事態に切り替わるころは、600、700、日々100人ずつぐらいの形で陽性者数が増えていってました。で、ピークは1200人かな。そのぐらいに日々増えていってるときに、やっぱり疫学調査についても少し滞留した、停滞させたのは事実です。4月の30日、これがピークで828件です、市内。 でもそのときに今の体制拡充と、それから5月にも拡充して、今はだいたい横ばいです、陽性者数。圧倒的に、この間に疫学調査の件数が減ったんなら君が言ってることも分かるけど、疫学調査の件数いうのは、だいたい5月の頭からずっと横ばいです。横ばいの中でも今までたまってたやつをこなしながら、今45件になってるということです。
800人待ちが生じたことをどう思うか
毎日放送:分かりました。ただ、これ徐々に増えていったと思うので、もちろん右肩上がりで上がってるときに保健所業務がより逼迫してるというのは理解するんですが、逆にその4名増やしただけでそれだけ、800人待ちが45人まで解消されるということであれば、もっと早くそれをすることができなかったのかということと、800人待ちが生じてしまったということに対してはどのように思っていらっしゃいますか。 松井:いや、それは、だから4月の30日の時点で800人、疫学調査を持ち越したということは非常にご不安になったでしょうし、申し訳なかったと思います。ただし保健所、現場は精いっぱいやってましたし、われわれ組織としても去年の時点から保健所体制については、他の組織からの応援も含めて拡充、できる限りの範囲では拡充をさせてきたわけですから。疫学調査が4月の30日、828件になったことで、大阪市の現場、現場というか、組織としての対応力が、手を抜いてたとか、そういうことではないと思っています。 毎日放送:応援を入れるタイミングは適切だったということでよろしいですか。 松井:応援を入れるタイミングは患者数の発生状況、それから伸び方、こういうもので柔軟に対応してきております。それから去年のコロナが発生して以降で考えれば、今のコロナ対策チームっていうのは約3倍規模にマンパワーは増えてきております。ちょっと正式な、正確な人数も言うといて。 B:コロナチームにつきましては、まず5月に専任のチームとして約50名。そして9月にさらに50名。そして年を明けまして1月から2月にかけて30名ほど増やしまして。さらに、今、疫学調査の人員だけお聞きされてますけれども、4月の26日と5月の1日にかけまして、これ事務職員でございますけれども、チーム全体で26名の正規職員、事務職員を配置して体制強化しております。 毎日放送:分かりました。僕らももちろん体制の重箱の隅をつつきたいというわけじゃなくて。 松井:いや、君、もう重箱の隅どころか、さっきからずっと話してるけども、君の取材力の不足なのか会社の方針なのか分からんけども、やっぱり、要は表面的な部分しか捉まえずに、多くの、公共の電波を使って不安をあおってるよ。これについては会社からの回答を求めます。現場の対応とまったく違うことを君らは放送してるからね。 毎日放送:現場としては、ただ、おっしゃられますけれども。 松井:現場っていうのは、現場の責任者は所長であり、その下に次長もいてるわけです。現場というのは君の取材した人だけが現場ですか。 毎日放送:もちろんそれは違いますが。 松井:そんなら君、所長に取材したの? 現場で。