自由なノリが光る! 見た目以上に歯ごたえのあるアクションと着せ替えが楽しい『LEGO ホライゾン アドベンチャー』
また、フィールドには戦闘に利用できるギミックも用意されている。たとえば、草むらに炎を放てば延焼ダメージが発生するし、氷属性の攻撃を水面に放てば水面上にいる敵を凍らせて一方的に攻撃を当てることもできる。 ほかにも、投げて爆発を起こせる樽や、倒せる石柱などが用意されており、環境をうまく利用することで、攻略の幅が広がる。やれることが多い分、操作が忙しくなり、手に汗握る場面が続く。楽しいぞ、これ。
道中で拾ったコインは、キャラクターの強化や拠点の施設づくりに利用できる。拠点で受注できるサブクエストや、ストーリー進行に関係ないステージをクリアすれば、新たな能力や施設が解放されるなど、ちょっとしたやり込み要素もある。 加えて、ストーリーを進めれば、原作ではNPCだったヴァールやティルサ、エレンドをプレイヤーキャラクターとして操作できる。原作ファンにとってはうれしいサプライズかもしれない。 青年・ヴァールの武器はジャベリン。アーロイと似たような使用感だが、敵を貫通する攻撃を放てる。長老・ティルサはボム使い。狙った場所に当てるのは難しいが、範囲の広い攻撃が魅力だ。パワー系のエレンドはハンマーで戦う。唯一の近接キャラで、突進しながらの攻撃と高火力が魅力だが、敵の攻撃も被弾しやすい。と、キャラクターごとに攻撃スタイルに個性があり、使い分けが楽しい。 なお、本作はオンライン、オフラインのマルチプレイに対応。オフラインのマルチプレイは、家族や友人と楽しむのにうれしい仕様だ。筆者は残念ながらソロプレイでしか進めていないが、たとえば1人が敵を凍らせながら、もう1人がハンマーで敵を殴るなど、マルチプレイではキャラクターの個性に応じた役割分担が楽しそうだ。
■クラフトは不要! 手軽さがうれしい拠点づくり&コスプレ 拠点づくりでは、お気に入りの建物の建設やデコレーションを楽しむことができる。レゴと聞くと、イチからブロックを組み立てるような本格的なクラフト要素があるのかと思うかもしれないが、あらかじめ用意された施設を選ぶシステム。拠点となる「母の源」には建設スポットが多数あるため、プレイヤーのセンス次第で個性的な拠点をつくることも可能だ。