2025年にビットコインは20万ドル、コインベースがS&P500に:ビットワイズの10の予測
ビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)の導入が大成功を収め、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が当選したことでアメリカの暗号資産(仮想通貨)規制の状況が明るくなり、価格も上昇していることから、2024年は暗号資産にとって大きな年であったことは否定できない。 しかし、暗号資産投資商品の開発を専門とする企業、ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management)によると、2025年にはさらに状況が激しく動く可能性がある。同社は12月11日に発表した報告書で、同社の最高投資責任者(CIO)であるマット・ホーガン(Matt Hougan)氏と、リサーチ部門の責任者であるライアン・ラスムッセン(Ryan Rasmussen)氏が執筆した、今後1年間の暗号資産に関する10の予測を明らかにした。 第一の予測は、すべての主要な暗号資産が新たな最高値を更新するというものだ。ビットワイズは、ビットコインが20万ドルに達し、イーサリアム(ETH)は7000ドル、ソラナ(SOL)は750ドルと3倍以上になると述べた。 ビットワイズは、ビットコインの上昇は2024年よりもさらに大きなETFへの流入によって加速されるだろうと述べた。これは、すでに成功を収めていることを考えると強気の発言だが、同社はETFが2年目に1年目よりも大きな流入を受けることは珍しくないと指摘している。また、大手証券会社が現在、ようやく商品に関するデューデリジェンスを終えつつあり、投資家はビットコインへのエクスポージャーを拡大することに安心感を抱いているとも指摘している。 また、アメリカ労働省がこの分野に対してこれほど敵対的ではなくなる可能性もあり、ビットワイズによると、そうなれば、401(k)プランから暗号資産に数十億ドルが流入する可能性がある。 また、アメリカの政治家たちが戦略的ビットコイン準備制度を構想していることから始まるビットコインの軍拡競争は、価格上昇に確実に貢献するという。ビットワイズは、ビットコインを保有する国の数が2025年には9カ国から18カ国へと倍増すると予測している。