【最新版】2024年下半期に見たいおすすめ展覧会26選(東京編)
【9月~11月】「生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へ」(世田谷美術館)
北川民次はメキシコで学び二科会で活躍した洋画家。生誕130周年を記念して開催される本展では、北川の作品に加えて、同時代にメキシコで活動した画家ルフィーノ・タマヨや写真家ティナ・モドッティ、北川と親交のあった藤田嗣治などの作品もあわせて紹介される。なお、本展は6月29日~9月8日まで名古屋市美術館での開催を経て、東京・世田谷に福島・郡山市立美術館にも巡回。 会場:世田谷美術館 会期:9月21日~11月17日
【9~1月】「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」(森美術館)
日本では27年ぶりとなるルイーズ・ブルジョワの個展が開催。絵画、版画、素描、彫刻、インスタレーション、遺稿などを通じて、アーティストの全貌に迫るような展示になる予定だ。さらに本展では、六本木ヒルズの広場に設置された彫刻作品《ママン》をはじめとする「蜘蛛」を題材としたシリーズにも焦点が当てられる。 会場:森美術館 会期:9月25日~1月19日
【9~12月】「アルフォンス・ミュシャ展 Alphonse Mucha」(府中市美術館)
世紀末パリを代表するデザイナー・画家であるアルフォンス・ミュシャ。パリの街を華やかに彩るポスターや、重厚な油彩表現で知られるミュシャは、ふたつの顔を持つ芸術家だととらえられている。本展では、版画、油彩画に、貴重な下絵なども交えながら、ミュシャ特有の表現の源泉とも言える、アーティストの非凡な造形力をひも解く。 会場:府中市美術館 会期:9月21日~12月1日
【10~12月】「ハニワと土偶の近代」(東京国立近代美術館)
岡本太郎やイサム・ノグチは、ハニワ、土偶などの出土遺物を「再発見」し美術の文脈に取り入れたアーティストとしても知られる。また、それらの出土モチーフは美術のみならず工芸や建築から、テレビ番組にいたるまで、幅広い領域で文化現象を巻き起こしてきた。本展はこのような「ハニワ・土偶ブーム」の背景に迫る展覧会となる予定だ。 会場:東京国立近代美術館 会期:10月1日~12月22日
【10~12月】「松谷武判 Matsutani Takesada(仮称)(東京オペラシティ アートギャラリー)
2017年のヴェネチア・ビエンナーレ、2019年のパリポンピドゥー・センターでの回顧展など、近年国際的な高い評価を得ている松谷武判。キャンバスや紙、ボンドや黒鉛など、作品を構成するさまざまな物質が示す表情に生身の身体と五感で対峙することで生み出される松谷の作品を存分に堪能できるような展覧会となる予定だ。 会場:東京オペラシティ アートギャラリー 会期:10月3日~12月17日