【最新版】2024年下半期に見たいおすすめ展覧会26選(東京編)
【7~10月】「空間と作品」(アーティゾン美術館)
7月のアーティゾン美術館にはモネ、ピカソ、藤島武二、岸田劉生、琳派による作品や抽象絵画まで、古今東西、様々な分野の作品から構成される石橋財団コレクションが集結。美術品がどこでどのように生まれ、飾られ、受け継いでこられたのかという、作品の制作/受容にまつわる「空間」を問い直すような展覧会となる予定だ。 会場:アーティゾン美術館 会期:7月27日~10月14日
【8~11月】「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」(東京都現代術館)
「高橋龍太郎コレクション」は90年代半ばより収集が始められた、日本でも有数の現代アートコレクションだ。本展では、会田誠、加藤泉、草間彌生、鈴木ヒラク、奈良美智、村上隆といった日本を代表するアーティストによる、戦後日本の自画像と言えるような作品や、東北大震災以降に生まれた新たな高橋龍太郎コレクションの流れが紹介される。 会場:東京都現代術館 会期:8月3日~11月10日
【8~11月】「開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ」(東京都現代術館)
キャリアの最初期となる1990年代より、日常生活や社会現象など身の回りの出来事への関心を起点に、コミュニケーションを内包、誘発する表現活動を継続してきた開発好明。そんな彼の東京では初となる個展が開催される。開発の作品・プロジェクト約50点を通じて、「ひとり民主主義」と称される彼の作品世界を存分に体感できる機会となった。 会場:東京都現代術館 会期:8月3日~11月10日
【8~11月】「田名網敬一記憶の冒険」(国立新美術館)
幼少期に経験した戦争の記憶と、その後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られる田名網敬一。最初期のポップアート作品から、60年代後半~70年代初めにかけて制作されたグラフィックデザインやイラストレーション、80年代における極彩色の木彫シリーズ、新作のペインティングや立体作品、アニメーションまでが展示され、アーティストのキャリアを総観できるような展覧会となる予定だ。 会場:国立新美術館 会期:8月7日~11月11日
【8~1月】「ゴミうんち展」(21_21 DESIGN SIGHT)
本展は、私たちの文化で汚いものとして扱われる「ゴミうんち」も、じっくり観察し、単純化せずに新しい態度で向き合えば、社会問題や世界の循環における新しい発見があるのだということを伝える企画。「ゴミうんち」を含む世界の循環を「pooploop」としてとらえ、デザインへの応用可能性についても考える。 会場:21_21 DESIGN SIGHT 会期:8月30日~1月26日