小池都知事が定例会見1月22日(全文1)若いからといって重症化しないわけではない
東京都の小池百合子知事は22日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「五輪中止報道、承知していない。抗議すべきではないか」(2021年1月22日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「五輪中止報道、承知していない。抗議すべきではないか」(2021年1月22日) ◇ ◇
人流はまだまだ十分抑えきれていない
読売新聞:それでは小池知事の記者会見を始めます。冒頭、知事、よろしくお願いいたします。 小池:それでは早速記者会見、始めさせていただきます。冒頭、コロナウイルス感染症関連であります。まず緊急事態宣言を発出してから2週間が経過しております。きのうのモニタリング会議で分析していただいておりますが、東京iCDCからの報告にありましたように、人流、人の流れというのは、夜間の、夜の外出の人流が低下に転じてきているけれども、まだ昼間の人流を含めて、全体として見ればまだまだ十分抑えきれていないという、そのような分析をしていただきました。 モニタリングの項目の数値は減少しております。これ、変化の兆しと取るかどうかなんですけれども、ただ依然として高い水準であることには変わりはないと。重症者数ですが、おととい、これまでの最多で160人を数えたということであります。きのうが159人で、この重症者数をどう抑えていくかということも、感染状況の中でも重要な数値になってくるかと思いますし、重症の方々の早い回復、心から願っております。
日中も夜間も不要不急の外出自粛を
専門家の方からは、医療提供体制が逼迫している、そのことが長期化している。そして危機的な状況にあるといったようなご指摘をいただいたところでございます。今、まさに正念場だと、ここが頑張りどころだということでありますので、医療現場を守り、そしてまた都民の皆さんの命を守るということを、さらにもう一段徹底をしていく必要があるかと思います。そのためにも人の流れを抑制する、ステイホームということもご協力をお願い申し上げたいと思います。 何度も申し上げますけれども、コロナウイルスというのは、カレンダーも持っていない、時計も持っていない、地図も持っていない、相手が誰かも分からないというようなことで、都民の皆さんには日中も夜間も外出の自粛、不要不急の外出の自粛についてはお控えいただきたい。そして休日の外出についても同様に、不要不急の外出についてはお控えいただきたいと存じます。 ステイホームがウイルスへの最も有効な処方箋になるということは、前のときも証明しているかと思います。特に若い方々へのお願いでございます。これまで都内の陽性者数は、年代別でいきますと、やはり20代、30代が最も多いというのは、ここのところはまったく変わってないんですね、ずっと。比率的にも変わらず、だいたい全体の5割ということであります。 若い方々は、若いから大丈夫だということ、このような感覚でいらっしゃるかもしれませんけれども、決してそれ、若いからというだけでは重症化しないわけではない。また、回復しても長期にわたって後遺症に悩まされるケースも最近、皆さま方、メディアによってもいろんな報告がされていることかと思います。先日、あれはどこの局でしたか、髪の毛が抜けるっていうのを実際やってらっしゃったけれども、やはりそういう例を、皆さんに伝えていただくことが何よりも、若い方々への警鐘になるのではないかと思います。 結局、無症状の若い方々が、若くても若くなくても無症状の方が、高齢者の方、またほかの世代に感染を広めてしまうということが、これまで長く、1年にわたっての見てきた、もう経験知なのではないかと思います。若い皆さんの自身の将来を守るためにも、日々の行動をあらためて見直していただく。そして感染回避のための対策を、老いも若きもみんなで徹底していただきたいと思います。 その一環として、若い世代の皆さま方への発信、感染拡大防止への協力を呼び掛けました。若い方々に大変人気のあるYouTuberのFischer'sさんとのやりとりをさせていただいて、シルクさんという人と、ンダホさんっていうお2人とリモートで対談をいたしました。ちょっとその模様をご覧いただきたいと思います。