なぜ本田圭佑はリトアニアのFKスドゥバへの電撃移籍を選択したのか…その新天地のサッカーレベルは?
アゼルバイジャンの強豪ネフチを6月に退団し、所属クラブなしの状態が続いていた元日本代表MF本田圭佑(35)の新天地がリトアニアのFKスドゥバ・マリヤンポレに決まった。 本田自身が、日本時間14日夜に公式YouTubeチャンネル内のライブ配信で明かしたもの。春秋制で行われている今シーズンが終了する12月末までの契約で、背番号は自らの希望で空いていた「3」を選んだ。 プロの第一歩を踏み出した名古屋グランパスから数えてスドゥバは10チーム目、リトアニアは9ヵ国目となる。日本のファンには馴染みの薄いバルト3国でのプレー。スドゥバが本拠地を置くマリヤンポレからライブ中継を行っていることを伝えた上で、本田は「日本からすべての国の1部リーグで、ゴールを取ってきている。僕にしかできない新たな挑戦のひとつになる」という独自の付加価値を決断の理由としてあげた。 DF酒井宏樹(浦和レッズ)を皮切りに、FW大迫勇也とFW武藤嘉紀(ともにヴィッセル神戸)、MF乾貴士(セレッソ大阪)、そして同じ1986年生まれの盟友のDF長友佑都(FC東京)と、2018年のロシアワールドカップ代表選手が今夏に続々とヨーロッパから日本へ戻ってきたなかで、本田は海外での挑戦を継続させた。 ライブ配信の視聴者のなかに「乾貴士もいるようですけど」と苦笑した本田は、こう熱く語りかけた。 「お金のためじゃなくて、自分なりの世界一を目指せないかな、と」 ビッグネーム「KEISUKE・HONDA」の電撃移籍にリトアニアのメディアも「リトアニアサッカー界の天地を揺るがした」と大騒ぎになった。そして、本田は、スドゥバ入りの理由を「世界一」という3文字と強引に結び付けた。 「世界の1部リーグでプレーした数と、なおかつゴールを決めた数。これの世界一って、それはそれで世界一なんちゃうか?と勝手に解釈した。周囲からはレベルの低い国でゴールを決めても、と言われるかもしれないけど、僕にしかできない新たな挑戦だと思っている」