森保監督の「親子論」、息子3人はサッカー系ユーチューバー…選手へと同様「こうしろ」とは言わない
サッカー日本代表の森保一監督(56)が、サッカー系ユーチューバーの長男翔平さん(33)、次男圭悟さん(31)、三男陸さん(24)と「親子論」を語り合った。広島の下部組織から強豪大学などでのプレーを経て、今はSNSの世界で活躍する3人の息子を、父としてどう後押ししてきたのか。その一端を明かした。(聞き手・星聡) 【写真】若い!森保監督と妻の由美子さん、3兄弟
「周りに感謝を」お陰で今
登録30万人
<家族はグループLINEで連絡を取っている>
圭悟さん「動画を更新したら母さんから連絡は来るけど、父さんからはない」
森保監督「妻が教えてくれて、一緒に見ている。子と孫と犬は夫婦を結びつけてくれている(笑)」
<圭悟さんが友人2人とユーチューバーグループ「LISEM」を結成し、翔平さん、陸さんが加入した。プロ顔負けのプレー動画が人気を集め、登録者は30万人を超える>
圭悟さん「ガチ(本気)でサッカー動画を作っている人はいないから、チャンスかなと。やりたいことをやらない方がリスクだと思った」
森保監督「自分で道を切り開いているのはすごいと思う。一方で自分がリスキーな契約社会で生きているので、『福利厚生がある会社に入れ、安定を選べ』と言ってきたから、複雑は複雑」
陸さん「就活(就職活動)中、父さんは『商社がいい』と薦めてきた(笑)。でも周りに会社で仕事を生きがいにしている人があまりいなくて、それなら楽しそうにやっている兄貴たちの輪に入ろうと思った」
圭悟さん「父さんが一番、あしたが分からない世界に生きている」
森保監督「先の約束をするのが苦手で。試合の先の予定を聞かれても、どうなっているか分からない」
プロ目標に
<兄弟3人とも広島の下部組織でプロを目指した>
翔平さん「小さい頃、広島の練習場で選手たちとよく遊んでいた。サッカーを始めたのは自然な流れ」
森保監督「野球道具とサッカーボールを家に置いていた。広島カープの野村謙二郎さんと、互いの子供がサッカーを選ぶなら僕が、野球なら野村さんが引き受けるという話をしていた(笑)」