朝食は「焼きおにぎりのベネディクト」。大阪のリゾートホテルでとびきりゴージャスな食事を堪能
朝食は「焼きおにぎりのベネディクト」
朝食は1階にあるオールデイビストロ「ジャルダン」へ。朝食では、すでに地元の人の間で話題となっているという、同ホテルのベーカリーショップ「ファリーヌ」の焼きたてのパンがいただける。 セミブッフェ形式でメニューから一品を選ぶスタイルで、「ジャルダンフレンチトースト」「バターミルクパンケーキ」にもそそられたが、筆者は「焼きおにぎりのベネディクト」をチョイス。焼きおにぎりとゲージフリーのポーチドエッグのコンビネーションが予想以上にナイスだった。柑橘が利いているのもイイ! 大満足の朝食後、寸暇を惜しみ(笑)、もう一度、客室のお風呂に入ってから部屋を出た。
シャンパンを片手にプライベートクルーズ
1泊2日を過ごして、改めて思うのは、随所に「水都・大阪」へのオマージュが感じられるということ。そもそも大阪が商都として発達したのは、街の真ん中に川が流れ、いくつもの水路があったからだ。全国の物流をけん引してきた水路は、今はそのほとんどが埋められてしまったが、都島・中之島・堂島・淀屋橋・肥後橋・心斎橋などの地名が現在に往時を伝えている。 ロビーフロアに鎮座する、大きな水盤のようなアートをはじめ、ホテル内にも「水都・大阪」を感じさせるアートや設えがいくつもある。ホテル近辺には、今も堂島川をはじめ複数の川が流れていて、川沿いにはおしゃれなカフェやレストランも多い。 とことん「水都・大阪」を満喫するなら、ホテル近くの船乗り場から出発し、難波橋や天神橋、天満橋をくぐって大阪城を愛でる(笑)というアクティビティ「堂島プライベートクルーズ」に参加してみては? シャンパンを片手に水面から見る大阪はとびきりドラマティックだ。 フォーシーズンズホテル大阪へのステイを目的に大阪に繰り出すのも悪くない。そして、チェックインからチェックアウトまで、ホテルに籠っていてもきっと悔いはない──というか寝るだけじゃもったいない! 大阪駅から徒歩圏内に、そんなアーバンリゾートが誕生した。
長谷川 あや(ライター)