年越しそばはこれで決まり! 絶対失敗しない「かき揚げ」のコツ
揚げ物はちょっと面倒……なんて思いがちですが、かき揚げは意外に簡単で失敗なく、子どもから大人まで喜んでくれるメニュー。家にある食材をピックアップして作れるので買い物に行かなくても一品としておすすめの「かき揚げレシピ」をご紹介。 【画像】にんじんのシンプルかき揚げ ■あるもので作っても美味しい!かき揚げは究極の料理 かき揚げの大きな魅力は、食材がひとつでも複数でも作れる点。材料がこれひとつしかない……なんてときでも作ることができ、ほんの少しずつある食材をまとめて消費したい場合でも問題なし。 組み合わせも特に決まりもなく、似たような食感や味わいで合わせたり、まったく違う特徴のものを合わせたりしてもOK。油で揚げることでうまみやコクも加わり、おいしく仕上がってくれます。 いろいろな組み合わせで作れば、作る工程は同じでも複数のかき揚げを作ることも可能。切り方ひとつでも食感などが違って感じられます。持ちが悪くて早く使い切りたい生鮮食品だけでなく、常備野菜や保存のよい根菜類、乾物や冷凍食材など、いつもある食材が大活躍してくれます。 甘みの出る具材 たまねぎ、コーン、にんじん、さつまいも、ねぎ、じゃがいも、かぼちゃ、枝豆 香りの出る具材 三つ葉、春菊、菜の花、パセリ、ごぼう、紅しょうが、干しえび、みょうが、ごま、あおさ、大葉 うまみの出る具材 ちくわ、鶏肉、豚肉、小柱、えび、イカ、ベーコン、ハム、ウインナー、じゃこ、しらす、きのこ類、納豆 ■かき揚げを上手に揚げるコツ 具材がばらけず、きれいに揚げるにはいくつかのコツがあります。コツさえ守れば大きな失敗をすることもありません。全てのコツを押さえる必要はありませんが、使う食材や形状に合わせて取り入れてみてください。 打ち粉をする 衣をつける前に切った具材に粉をふると、衣が薄くてもしっかりついてまとまりやすくなります。ばらけるのを防ぐだけでなく、薄く衣をつけることでサクサクに揚げることができます。 サックリする衣を作る 衣に使う粉は主に薄力粉。サックリ衣にするには冷水を使って混ぜすぎないことが大事。よく混ぜるとグルテンができて衣に粘りができ、厚い衣になってしまいます。混ぜる前にふるっておくのも、ダマにならず手早く混ぜるために有効。炭酸水やマヨネーズを加える裏ワザもあります。衣には卵を入れるとふわっとやわらかに。サクサク度をUPしたいときには片栗粉を混ぜたり、米粉で衣を作ってみて。 入れすぎ注意 揚げるときは油を180℃程度にしっかり温めてから、一度にたくさん入れすぎないように余裕をもって揚げましょう。たくさん入れると、油の温度が下がって火の通りが悪くなったり、べちゃっと油っこい仕上がりに。 いじらない かき揚げは、油に落としてからしばらくはいじらないのが鉄則。まわりが固まってくるまで触らないようにしてしばし待ちましょう。ばらつきそうなときには、菜箸で押さえながらまとめてみると、意外にくっついてくれます。 途中で穴を開ける 厚みのあるときは中まで火が通りにくいですよね。そんなときには、数ヶ所菜箸で刺し、穴を開けて火の通りをよくしてあげます。しっかり火が通ることでサクサク度も上がります。 同じ大きさに揃える 食材によっては難しいかもしれませんが、複数の食材を合わせるときには、切るときに大きさを揃えるようにすると火の通りが均一に。 (よんぴよまま)