平野ノラ、育児は計画的に夫&母とチーム制 保育園は3歳になってから「3年間『みんなで頑張ったね』って」
お笑いタレントの平野ノラさんは、結婚5年目の2021年3月に42歳で第1子の長女を出産。その2か月後に仕事復帰を果たし、まな娘の“バブ子ちゃん”との時間を大切に、子育てと仕事を両立しています。新生児期はおむつや寝かしつけなど大変。苦労も多い育児を乗り越えてこられたのは、「助け合い」だと言います。夫、母・澄子さん(愛称スーミー)との“チームバブ子”の3人体制で子育てに取り組んでいるそうです。「1人で悩まないで」と世の中のママさんたちにエールを送っています。(取材・文=吉原知也) 【写真】“バブ子ちゃん”、母スーミーさん、夫の秘蔵家族ショットを公開…平野ノラさん一家の七五三の実際の様子 ◇ ◇ ◇
母スーミーさんあっての子育て 「旦那さんは、私に毎日怒られながらも(笑)、頑張っています」
仕事との両立を出産前から考えて、計画的にチーム制を練ってきました。それに、私が31歳で芸人になりたいと言い出した時、周囲に反対されましたが、旦那さんと母だけは応援してくれました。その2人だからこそ、頼らせてもらっています。 その前に、旦那さんへの“育児指導”をビシバシと鍛えました(笑)。旦那さんは不器用でどんくさい部分があるので、「これは産んでから大変かも」と思っていました。妊活の時から仕事復帰を見据えて、「私が仕事で旦那さんがお休みの時に、母スーミーの手を借りずに1人で赤ちゃんの面倒を見れるようになること」を目標に掲げ、特訓したんです。 妊娠中には「妊婦の私を守れるのか」をテーマに、日常生活の中でちょっとしたテストをしました。例えば私がお風呂場にいる時に、おけを大きな音で落として、私が倒れてしまったことを想定して、どう行動するのか反応を見ました。その際は「何かあった?」とすぐに駆け付けてくれました。合格でした(笑)。 旦那さんは私の出産後に1か月の育休を取得しました。この最初の1か月間は、赤ちゃんのお世話はなるべく旦那さんと私でやって、母には家事全般を手伝ってもらいました。新生児期は、私がおっぱいをあげて寝かしつけて、旦那さんが沐浴を担当していました。料理が得意な母はごはんを作ってくれました。洗濯や食器洗いなどの家事は、できる人ができる時に割り振っていました。 子育て経験のある母にだけ押し付けず、役割をしっかり持って、夫婦で一緒に学びながらということを意識しています。育児はいろいろと新しいことが出てくるので、しっかりアップデートして、3人で共有するようにしています。 旦那さんは、私に毎日怒られながらも(笑)、頑張っています。旦那さんの長所が今、子育てに生きています。娘はごっこ遊びに夢中になってきているのですが、旦那さんは、子どもと同じ目線で没頭して遊んであげられる人なんです。子どもが3歳になってから、ある意味、能力が発揮されてきています。それに、旦那さんは格闘技をやっているので体力はあるんですよ。公園に連れていくことなど、旦那さんの活躍がこれからもっと増えていくと思います。 母の存在ですか? 絶対に欠かせない人です。産む前から、母がいなかったら多分難しいだろうなと思っていて、実際に子育てに取り組んで、その通りでした。 娘は3歳の春、2024年4月から保育園に通い始めました。とにかくこの3年間は、3人の手元で育てました。今こうして娘が日中は保育園にいることになって、3人の中では、ひと区切りの感覚を持っています。「この3年間、本当にお疲れ様でした。みんなで頑張ったね」って。 母は、いったんお休みしていた趣味を再開しています。ベリーダンスや習い事の習字にまた通い始めて。私たち大人は、自分の時間というものを少し持てるようになりました。母には、こうして全面的に育児を手伝ってもらって感謝の思いです。病気もなく、今も元気でアクティブに動いている。本当にありがたいことです。