宮崎麗果さん「恥ずかしいことでもダメなことでもない」長女の留年を報告「あえて親としての決断」
実業家でタレントの宮崎麗果さんが、5歳の誕生日を迎えた長女についてInstagramに長文を綴りました。 【画像】ハロウィンに全力で挑む黒木家 ■「成長が早いことが全てではないはず」 宮崎麗果さんは2021年に黒木啓司さんと再々婚。23年7月に第4子男児、今年9月に第5子を出産しました。 今年3月に、長女・ハナちゃん(当時4歳)が「実はまだお話しができないんです」とInstagramで明かした宮崎さん。今回は、5歳になるにあたり、「ハナちゃんは発達がマイペースさんなこと」について「その後の話」を投稿しています。 「言われたことはかなり理解していても自分から何かをしゃべることができずでしたがハナちゃんはそこからとてもとても頑張っていて ハナちゃんは発達がゆっくりなため、あえて親としての決断で学校の留年をさせました」と、通っているスクールでの選択を明かしました。 「正直、その決断はあまり悩まなかったです。私も小さい時に発語が遅れていたため留年の話があったことや、大人になった時に1、2年の差はそこまで大きく感じず。世間体や、進学よりも何よりも大切にしたかったのは ハナちゃんが自分らしく居心地良く毎日過ごせることでした」 我が子の発達に深く悩む保護者は多いとし、「私は恥ずかしいことでもダメなことでもないと思っています!様々な教育方針がありますが、その子その子にとって合う合わないを見極めることが大事であり正解なんて存在しないんじゃないかなと、、発語が全てでもないし、成長が早いことが全てではないはず。得意不得意はみんなあるし『平均』『普通』ができない子も大人もいっぱいいると思います」と、考えを綴りました。 宮崎さんのもとには質問もたくさん寄せられるといい、ハナちゃんが取り組んでいることも紹介。絵カードを使ってコミュニケーションをとるプログラムを通じて、「最近発語が出るように」「発語が0なところから今では単語がかなり増えてきました」と明かし、「こちらが言ってる言葉もほとんど理解できていてびっくりすることがいっぱい!」なのだそう。 また、ハナちゃんはお絵描きや美術、ダンスや音楽が大好きなので、「表現方法を発語以外でも伸ばしてあげたくて」アートスクールや身体を動かす機会も設けているほか、勉強が好きで百科事典を全部暗記するほど優れた記憶力もあり、「インプットの方法も、学校以外でもいっぱい見つけてあげたい」といいます。 自分のペースで成長していく子どもに寄り添い、様々なサポートを模索している宮崎さん。その根底にあるのは愛情で、「とりあえずいっぱい愛情表現!できる限りハグとキス多めです」「ハナちゃん含めて世界中の子供が愛に溢れる毎日でありますように」と投稿を結びました。 ■発達にあった「今できること・取り組めること」をしよう お子さんのことばの発達のお悩みは、一人で悩んでいると、なかなか解決の糸口がみつからないかもしれません。または、周囲の人に相談すると、「大丈夫だよ」「気にしすぎ!」といった、よかれと思っての励ましが負担になることもあるでしょう。 経験をもとにされたアドバイスは目の前のお子さんには当てはまらないこともあり、だからといってネットの情報をあちこち見ていると、安心するどころか逆に不安になってしまうこともありますよね。 ことばに限らず、発達全般に気になることがあるお子さんには、「療育」といって専門家の支援を受けられることがあります。重要なのは、発達の遅れが発見されることではなく、すべてのお子さんに安心して成長するのにぴったりの環境が見つかること。お子さんそれぞれに合ったペースで、今できること・取り組めることが見つかることです。 療育を受けられる施設には、公的機関と民間機関があり、内容もさまざまです。また、無料で利用できる自治体の支援のほか、医療保険や受給者証などの制度を使う場合、自費で利用する場合などで自己負担が変わってきます。個別療育なのか集団・グループ療育なのか、言語聴覚士や理学療法士、臨床心理士・公認心理士などの専門家が在籍しているかなども施設によりさまざまです。 適切な支援を受けられることで、お子さんの成長に合った環境やことばかけの方法、必要な手助けがわかり、持っている力を引き出してあげられるようになります。ことばの発達のお悩みはハッキリと目に見えないことも多く、第三者の視点が参考になることは少なくありません。 また、療育を利用すると、同じ悩みを持つほかのご家庭のお話を聞くことができるのもメリットです。ことばの発達のお悩みは千差万別ですが、似ている立場の人の話を聞くことで参考になる、励まされるとおっしゃる親御さんは多いです。 参照: 3歳で喋らないと障害を疑うべき?考えられる原因&親として知っておきたいこと【専門家監修】 (マイナビ子育て編集部)