フォーシーズンズホテル大阪、圧巻は水の都の眺望 トマトメインの広東料理レストランも
連載《とっておきの旅》
2025年国際博覧会(大阪・関西万博、EXPO 2025)を控えてますます盛り上がりを見せる大阪市に、待望の「フォーシーズンズホテル大阪」が開業した。日本の美意識を随所に感じるデザインと水の都・大阪のダイナミックな眺望とのコントラスト、プレミアムな食体験など、唯一無二の魅力が満載だ。 【写真はこちら】もっと見る!インテリアデザインは3社が共演。三者三様の美を堪能できるのも楽しい。内装や料理の写真はココからチェック
■ラグジュアリーホテルが少ない大阪で朗報
大阪市は長年、高級ホテルの選択肢が少なかった。ここ数年で少しずつ増えてはきたものの、ホテルのホスピタリティーを格付けする「フォーブス・トラベルガイド」の2024年版を眺めると、東京や京都のホテルが多数ランクインしている中、大阪のホテルは5つ星が1軒、4つ星が3軒とまだまだ寂しい状況だ。 だからこそ、2024年8月に開業した「フォーシーズンズホテル大阪」は、大阪近郊のラグジュアリーホテル愛好家にとって待ちに待ったニュースといえるだろう。国内のフォーシーズンズホテルとしては、東京・丸の内、京都、東京・大手町に続く4軒目。大阪・堂島に新たに誕生した49階建ての複合ビル「One Dojima(ワン ドウジマ)」の1~2階、28~37階を占める。
■インテリアデザインは3社による共演
インテリアデザインを担当したのは、「キュリオシティ」「SIMPLICITY(シンプリシティ)」「デザインスタジオ・スピン」の3社だ。いずれも国内外のラグジュアリーホテルやレストランなどのデザインを手がけていることで知られるが、「フォーシーズンズホテル大阪」では各社がフロアごとに担当。三者三様の美を堪能できる。 1階のロビーフロアと2階の宴会場、そして一部を除く客室は、東京・銀座の大型複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」などを手がけた「キュリオシティ」によるデザイン。いずれもモダンラグジュアリーなムードの中に、縦格子など和細工の意匠を施しているのが印象的だ。大きな窓からは大阪の街並みや堂島川などの流れを一望でき、移り変わる空の色とともに目を楽しませてくれる。