大阪府・吉村知事が定例会見1月13日(全文4)民間病院にも一定程度お願いしたい
自分の病院で受けるのは難しいという声もあるが
関西テレビ放送:関西テレビの竹内です。1つ前の病床確保の質問に関連する質問になるんですけども、民間病院を取材していると、人手を出すことに関しては1人、2人であったり、全然出すことはできるけども、やはり自分の病院で受けるのは難しいというような声もあって、重症センターのように臨時医療施設という形で軽症・中等症病床を増やしていくということは検討されたことあるのかと、もし難しいのであれば、そこの課題がどういった点にあるか教えてください。 吉村:それは今まさに検討しています。なので、今ちょっといろいろ調整に入っていますんで、またそれが一定程度、形になったら皆さんにご報告をしたいというふうに思います。先ほど申し上げた1つの大きなデメリットとして、わが病院で受け入れたときのいろんなリスクがこれはあるじゃないかと。受け入れたい気持ちはあるんだけどどうしてもこれは無理なんだというところでも、わが病院じゃないところで、じゃあそこでやるんだったら応援するよっていうのは、これは経営上のリスクからそこは切り離すことができます。 で、看護師さんについては今1カ月70万円の人件費というか、それは役所で負担すると。そして派遣を出してくれた先のほうにも確か100万円規模だったと思いますけども、抜けた分の穴埋めというので財政的な支援の制度があります。なので、そこを活用できないのかっていうのは僕の頭の中には当然あって、じゃあその箱の部分をどうするんだっていうところを今ちょっと検討しているというのはあります。
スケジュール感はまだ見えていない状況か
で、そのときにやっぱり今、民間で、協力していいよという方は本当にぜひそこはその段になったら協力をお願いしたいなと思います。全体の医療費でいくと、来年の国保料でいろいろ僕らは担当部とやりとりしたんですけど、今年全体の医療って減っているんですよ、供給量って明らかに。大きく減っています。つまり全体の医療供給量が減っているっていうことは、医療資源としてはやっぱり使ってない部分がたくさんあるっていうことなんです。全体が減っているわけですから。でも医療崩壊の逼迫度っていわれて、コロナのところでぐわっと大病院なんかでは本当に回らないような状況になっている。 やっぱりここにアンバランスが必ず生じているので、そういった意味では、そういったなんとか箱を準備することで来ていただくということができないかというのも今、検討しています、並行して。ちょっと形になったらまた皆さんにご報告はしたいと思います。そこでぜひ協力していただきたいと思いますけどね。 関西テレビ放送:スケジュール感としてはまだ全然見えてないような状況なんでしょうか。 吉村:いや、もうだって600人規模の陽性者が出ている段階ですから、このままいけばどんどん陽性者が増える可能性も当然あるし、今の数でいくと中等症、軽等症も非常に厳しいですから、スピード感を持って対応していくということになろうかと思います。 関西テレビ放送:分かりました。ありがとうございます。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見1月13日 全文5に続く