「切り落としの端の肉なら問題ないと…」BBQで食べた自衛隊員処分
海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は20日、船の食料品の牛肉などを私的なバーベキューに使ったなどとして、40~50代の男性隊員3人を停職10~16日の懲戒処分とし、発表した。 総監部によると、輸送艦「くにさき」に所属していた3人は2019年8月、訓練での海外派遣先で上陸時にバーベキューを開いた。その際、牛肉や焼き肉のたれなどの船の食料品を盗み、バーベキューの食材として使った。バーベキューには、3人を含む隊員16人が参加したという。3人は「切り落とした端の肉なら問題はないと思った」などと話しているという。 また、「くにさき」に所属していた30代の隊員は同年7月、豪州・ブリスベンでのバーベキューで酒を飲んだ後、転倒して左足首骨折のけがをしたが、船内でけがをしたと上司にうその報告をした。「正直に申告すると、外出に制約がかかると思った」と説明しているという。この隊員は減給5分の1(2カ月)の処分を受けた。(柳川迅)
朝日新聞社