「僕はワクチンの意味というのは2つあると思っていて、1つは高齢者の皆さんの命を守る、重症化を防ぐ、これが1つ。もう1つのワクチンの意味は、若い世代の命を守る。若い世代の生活を守る。若い世代の仕事を守る」と吉村府知事

　大阪府の吉村洋文知事は13日午後、定例会見を行った。 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言下、2/7までは不要不急の外出は自粛で」大阪府・吉村知事（2021年1月13日）」に対応しております。 【動画】「緊急事態宣言下、2/7までは不要不急の外出は自粛で」大阪府・吉村知事（2021年1月13日） 　　　　　◇　　　　　◇

政府はランチも含め外食を控えるよう呼びかけているが？

毎日放送：毎日放送、柳瀬です。緊急事態宣言に関連して、西村大臣がランチも含めて極力外食っていうのは控えるように呼び掛けているようで、夜は8時までの時短営業の要請っていうのはしていますけれども、昼間についてもできれば外出の自粛をお願いして、家庭での食事をお願いしたいというふうに政府のほうでは呼び掛けているんですが、知事としてはその点についてはどのようにお考えでしょうか。 吉村：食事の形態だと思うんですね。大臣がおっしゃっているのも。ちょっと詳しくまでは把握してないんですけど、大臣がおっしゃっている、僕もニュースでは見ましたけども、趣旨としてはやっぱり食事の形態なんだろうと思います。ランチであっても1人で飲食するんであれば、それは別に感染リスクが高いわけではないし、例えば仕事を、これするというのは、もう今回のは街全体を完全に仕事をやめてくれっていう話じゃないので、やっぱりサラリーマンの方とか、テレワークを推奨しながらもやっぱり出勤される方が出てくる。じゃあ昼ご飯どうすんねんっていう話になったときに、それはランチに行かれる方も昼ご飯を食べなきゃいけませんからね。これは僕だって、僕は弁当ですけど、食べなきゃいけなかったりすると。

今後のクラスター対策は

　その中で、そういったリスクの高いランチの取り方っていうのは避けてくれという趣旨だと思いますので、それはランチタイムでも酒飲んで、うわってどんちゃん騒ぎすれば、それは昼も夜も一緒なんでね。でも、ランチはやっぱり取らなきゃいけない。外に出たらやっぱり昼ご飯食べないといけませんから、その中でリスクの高いランチのやり方は夜と同じようにリスクがあるんだよということを大臣はおっしゃりたかったんじゃないかなと、そういうふうに理解をしています。 毎日放送：あとはコロナの関連の死者数が、大阪はきのう時点で691人で東京が690人と、死者数に関して言うと大阪の死者数が東京の累計を超えるんじゃないかというふうな形になっていますが、高齢者施設でのクラスター、医療機関でのクラスターっていうのが大阪では多くて、そこが死者数の増加の原因にもなっているとは思うんですが、あらためてそこに対しての今後の対策であったりですとか、高齢者施設での検査の在り方についての考え方をあらためてよろしいでしょうか。 吉村：まず高齢者施設においては、検査ですけれども、今もし1人でも陽性者が出れば、これはもう全件検査をすると。そしてクラスター発生をなんとか極力抑えていくという方針でやっています。それから少しでも症状が出たら、検査を受けるということを推奨しています。ですので、少しでも症状があったら検査を受けていただいて、そしてそれに対応していくということを今やっていると。 　で、それだけじゃなくて、高齢者施設専用の検査センターを設置します。これはまさに今、準備をして、1月中にもできれば機関を設置したいと思っていますが、どういうことかというと、趣旨としてはもう無症状でも全員検査するっていうのはなかなか大阪府の単位ではもうできません。職員20万人いらっしゃいますから、利用者は90万人いらっしゃるので、できないわけですけど、ちょっとでも症状がある方については直ちに検査できるようにすると。それは今もやっているんですが、そのハードルをできるだけ低くするという意味で、もうスマホで検査の申し込みをすれば、それだけで検査ができる仕組みというのを今つくっています。