【鮎女子が最新リポート】どうなの今年の相模川!?
神奈川県が誇る一級河川〝鮎の川〟相模川。天然遡上鮎の漁場として多くの釣り人に親しまれている。今年も6月1日に解禁を迎え、友釣りだけではなく、ドブ釣りに今人気沸騰中のアユイングにと、様々な釣り方で鮎を狙うことができる。2024シーズンの解禁当初は釣果が芳しくなく、苦労した釣り人も多かったようだが、6月下旬梅雨の大水により、ダム放水が150トンを越え川はリセットされた。梅雨の中休みでの晴天、引き水が重なりどうやら相模川は夏本番!本格始動となりつつある。7月6日から7日にかけて高田橋エリアで行われた大会を通して、相模川の〝今〟をレポートしていこうと思う。 【写真】私がバラしている中、向かいの写真奥の方は入れ掛かり!
7月6日大会初日は濁り無しの15cm高!鮎の動きだしを感じた!
薄雲の掛かる空模様ではあるが、早朝からの猛暑!少しでも体を動かすと汗が止まらない。今日の最高気温36度予報!私の出番は明日だが、今日は下見も兼ねて友人たちの応援! 早朝5時。河原には大会出場者が続々と集まり始めていた。大会には90人を超える選手がエントリーしている。熱い、暑い1日となりそうだ。大会エリアは、上限となる高田橋上流堰堤200m下から、下限は一本瀬下流のキャンプ場前までとなる。今年から予選と決勝を分けずに制限時間〝4時間〟の一発勝負となる。それなりにポイントを攻めることはできそうだが、移動のタイミングが勝敗を大きく分けそうだ。 オトリの配布が始まると選手たちが思い思いのポイントへ向かって行く。番号の良い選手の多くが、本部より下流へと向かった。とくに一本瀬の瀬肩やトロ場には多くの選手が入っていた。〝4時間〟という試合時間もあってか、瀬には選手の姿はなく比較的流れの緩い場所が人気。高田橋上も同様に流れの緩いヘチ狙いの人が多く見られた。 朝7時。開始時間となり即掛かりを見せたのは、人気のなかった一本瀬下の大岩のたるみに入った選手であった。大きく竿がしなり、良型の予感!空を切った鮎はやはりデカイ!丸々としたフォルムが見えた。大きく育った放流鮎であろう。するとその一つ上流の選手も竿を曲げる!こちらも良型。昨日まではかなり渋い状況が続いていた不人気ポイントであったため、一本瀬より下には5名程しか入っていなかった。引き水とあって日に日に状況が変わる状態だったのだろう。 即掛かりを見せた選手はそこから3連チャン!開始15分程度で3匹の釣果は間違いなくトップに違いない。大人気の瀬肩はほぼ竿が曲がることなく、たまにポツリ…ポツリ…といった感じだ。 高田橋上流では右岸のヘチが満員御礼!ヘチには小さな天然鮎がウジャウジャ溜まっていたのだ。しかし浅場に溜まる小鮎はそう簡単には掛からず苦戦を強いられた選手が多かった。そんな中、瀬肩に入った選手が連チャン。型も悪くなくしっかりオトリになるサイズだ。なんの変哲もない流れだが、所々に深みがありそこで掛かっているようだ。 試合が動き始めたのは2時間ほどが経過した9時頃だった。鮎が掛かり始めたのは、上流から下流まで流れのあるポイント。一本瀬の肩に入っていた選手たちの多くは移動し、数名が荒瀬のポイントへ。錘を装着しキツイ流れにオトリを入れると怒涛の入れ掛かりが始まった。瀬に入った選手たちの多くは竿を曲げ、釣果を伸ばす。また、高田橋上流の右岸ヘチでも、流れのあるポイントへ移動した選手が数を伸ばしていった。 とくに後半1時間はポイントにより釣果の差が開いた。トロ場や浅場でも鮎は掛かるのだが、極小の天然鮎が多く、掛かっても取り込み時にバレてしまうことが多かった。さ~勝負の行方はいかに!?