小池都知事が臨時会見 警戒レベル「最高」に(全文3完)医療従事者も年末年始は休んでほしい
どういう心遣いを都民に求めたいか
フジテレビ:すいません、大曲先生と知事にお願いします。まず大曲先生には、先ほど既往症の件ありましたが、特にリスクの高い既往症っていうのをもうちょっと、あらためてお話を伺いたいのと、あと高齢者の受診について、我慢される方が多いっていうふうにおっしゃってたんですが、だいたい発症してどのぐらいまでに来てほしいかとか、どのぐらいたって、何日ぐらいたってしまうと特に重症化しやすいとか、もし高齢者の方が目安にできる日数があったら教えていただきたいと思います。 あと小池知事には、「5つの小」と一緒に、医療従事者への心配りというお話がありましたが、都民の皆さんに常々、知事は大義と共感とおっしゃってきましたが、大義と共感としてどういう心遣いを都民にしてほしいのかというのをお願いします。 大曲:ありがとうございます。まず最初の点は、これ、持病のことは注意して話さなければいけなくて、持病を持っていらっしゃる方、ものすごく今怖がって聞いていらっしゃると思うので。ですので、ただ、今までいわれているところ、あるいは日本の状況とかも見る中で、やはり挙がってくるもの、比較的リスクが高いと思われている病気としては、例えば糖尿病なんていうのはよく挙がってきますし、やっぱり心臓の病気、心筋梗塞の既往があるとか、あるいは肺の病気、慢性の特に肺の病気、肺気腫なんていうのもありますが、そうした病気っていうのも挙がってきます。あとは腎臓の病気もそうなんですね。肝臓の病気の方も実はそうなんです。
発症後、7日以内に検査を
ということで、数字として比較的リスクが高いといわれているものは、そうしたものでありますが、それに限らないと思っています。例えば世の中にはまれな病気っていうのはすごくたくさんあって、その方々が、どれぐらいリスクが高いのか低いのか、なかなか言いにくいんですよね。少なくともリスクは低いとは言っちゃいけないと思ってます。ですので僕が一番気にするのは、今、僕が申し上げた病気の方だけが危ないとかそういう話じゃなくて、そうでない方は安心だとかっていうことではなくて、持病があるっていうことはやっぱり心に留めておいていただきたいと、リスクの1つとして、ということは申し上げたいと思います。 2点目の、年齢の、高齢の方のことなんですけども、これ、まず現場の意見から、現場の事実から始まりますが、やはり発症してから、やっぱり7日とか10日たってからご入院になる比較的高齢の方が増えてる印象を持ってます。印象と言わせてください。事実、数字をきちんと持ってないので。 一般的にこの病気は発症してから7日前後は感冒の症状で、それほどひどくない、微熱ですとかといったものが続くんだけれども、7日目以降から急に悪くなるというのはよくいわれているとおりで、実際そうなんですね。ここから、で、おそらくなんですけども、悪くなってから、つまり発症して7日以上たって悪くなってから病院に来てそこから治療ってなると、後手に出てしまってるので、正直、治療は大変だろうなと思います。大変だと思います。おそらくはそれよりも早く、7日以内に病院に来て、病院あるいは検査のスポットに来ていただいて検査を受けて陽性になって、そして適切な診療を受けられれば、ここから先はおそらくっていう言い方になるんですが、話は違ってくるだろうと思います。おそらくいい方向にいくだろうと思ってます。 ですので遅くとも1週間以内。で、僕はもう別に症状が出たらすぐでもいいと思います。リスクが自分は高いと思っていらっしゃる方はもう本当に検査を受けれる先を探してきていただいて、調べていただくと。それで結果、陰性だったらいいし、陰性だったとしても安心はできないんですけども、もちろん様子を見ながらなんですけど。とにかく、これぐらいはいいじゃないかっていうことでお待ちになると、やっぱり急に悪くなるっていうこともあるので、なるだけ早くっていうことはお伝えしておきたいと思います。遅くとも7日以内。