小池都知事が臨時会見 警戒レベル「最高」に(全文2)一番重要なのは重症者数
東京都の小池百合子知事は19日夕、都庁で臨時の記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が臨時会見 コロナ警戒レベル「最高」に引き上げ(2020年11月19日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が臨時会見 コロナ警戒レベル「最高」に引き上げ(2020年11月19日) ◇ ◇
集中的なPCR検査の体制強化が求められる
大曲:また、やはり経済活動が活発化しますので、人の動きはやっぱり活発になっています。そうすると無症状、あるいは症状の乏しい、ひょっとしたらウイルスを持ってらっしゃる感染者の方の行動範囲も広がっているというところであります。ですので、感染機会があった無症状社を含めた集中的なPCR検査等の体制強化が求められますし、実際に保健所等でかなり積極的に検査をやっておられます。特別養護老人ホームですとか介護老人保健施設、病院、あるいは重症化リスクの高い施設、訪問看護、ここで無症状、あるいは症状が乏しい職員さんを発端とした感染は、これはあります。こうした施設内感染等への厳重な警戒が必要ということは、高齢者のリスクということも先ほど申し上げましたが、その観点からも申し上げておきたいと思いますし、都のほうではこのような施設の職員さん、あるいは利用者の方々向けの検査体制の強化を検討されていると伺っております。 また、保健所ごとの届け出数を見ていきますと、今回は大田区が156人、7.5%と一番多くて、続いて世田谷区が142人、6.8%で、港の保健所が129人、6.2%、中央区は116人、5.6%、足立区が113人、5.4%の順でございました。新規の陽性者数が急増しておりますということで、6つの保健所で100人を超える新規の陽性者数が報告されているという状況でございます。
接触歴等の不明者数が大幅に増加
2点目は♯7119であります。これは私たちは、感染拡大の早期の予兆の1つということで4月から見ているものでありますけれども、この7日間平均は、前回は56.1件、今回は57.9件と、横ばいでございました。 次、3点目で、新規の陽性者数における接触歴等の不明者数増加比でございますけども、接触歴等の不明の方、これは7日間平均で前回は137人だったのですが、今回は11月18日時点で約183人ということで、こちらも大幅に増加しております。もともとが高い水準であったわけで、そのまま推移してきているわけなんですけども、前週に引き続いて増加しております。これについては今後の動向を注意して、それから警戒して見ていく必要がありますし、こういう接触歴等の不明の方の調査ということも必要なわけですが、そうすると保健所にやっぱり負荷が掛かりますので、その支援が必要ということを申し上げておきたいと思います。 増加比でありますけども、前回が約152%、これが今回は133%で、高いままであります。この増加比は10月末からずっと100%を超えております。これを受けまして、急速な感染拡大とあらためて捉えております。この増加比が133%の増加比でございますが、4週間継続しますと接触歴等不明の新規陽性者数は約3.1倍となります。これは1日当たり570人という数になります。これは極めて深刻な状況と私たちは捉えております。感染の状況については以上でございます。 司会:ありがとうございました。続きまして猪口先生、よろしくお願いいたします。