東京都、警戒レベル“最も深刻”に 小池都知事「高齢者の新規陽性者が増加」
東京都の小池百合子知事は19日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染状況が悪化したとして、都が定める4段階の警戒レベルのうち最も深刻なレベルに引き上げたと発表した。専門家による分析により、感染状況を測る指標のうち「新規陽性者」、「接触歴等不明者数」が大幅に増加しているという。 【動画】東京都・小池知事が臨時会見 コロナ警戒レベル「最高」に引き上げ
「感染状況」が最も深刻なレベルになったのは9月以来約2か月ぶりだという。小池知事は「1日の新規陽性者数は非常に高い水準で推移しており、特に重症化リスクが高い高齢者の新規陽性者の数が増加している」と述べた。 小池知事は「8月以降は最大の感染経路が家庭内だ」と指摘。外からウイルスが持ち込まれるケースが目立つと言い、「中には家庭内で複数人がほぼ同時に発症したというケースがある。一度ウイルスが家庭内に持ち込まれると感染拡大を防ぐことが難しくなることが多々ある。特にご高齢の家族がいる場合、家庭内にウイルスを持ち込まないよう強く意識をお願いしたい」と注意を呼び掛けた。 東京都では、18日に1日としては過去最高となる493人の新規陽性者が出たばかりだが、本日は534人となり、さらに上回った。