原田龍二が語る「消えた女性の遺体」の怪奇。JR西日本・須磨駅で起きた“人身”事故の見解
人身事故という身近で起きた現象に集まる関心の高さ
僕らは、騒動の一部始終を見ていた近隣に住む女性に話を聞くこともできました。その方は、線路の脇に住んでいる方で、洗濯物を干しているときに電車が急ブレーキをかける轟音を耳にしたそうです。 そして、間もなくして集まってきた消防や警察で騒然となった現場も、写真におさめていました。聞けば、あの辺りでは人身事故がよく起きるとも言っていましたね。
あんな怪奇なことが起きる場所ですから、もしかしたら死ぬ気はなかったのに、不思議な力が働いて、意図していないのにふっと飛び込んでしまうケースもあるかもしれない。もちろん、わかりようがないことですけど、僕はそうも思っています。 電車の人身事故というのは身近な生活圏で頻繁に起きていることです。そのYouTubeの検証動画は再生数も多く、関心の高さがうかがえる企画のひとつになりました。
◇ 「あり得ないでしょ」と一掃するのもありだが、回を重ねるごとに「もしかして……」という好奇心も自然と湧いてくる。 次回は、人の怨念が込められた門外不出の呪物を持ち出してくれた、原田さんによるとっておきの最終回をお届け。 新澤 遥=写真 ぎぎまき=取材・文
OCEANS編集部