【高感度ロッドが魚探代わり!?】24ポイズンアドレナで水野浩聡が秋の高滝湖を攻略!
「すべての答えは現場が教えてくれる」
今年は9月に入っても全国的に猛暑日が続き〝長い夏〟となったことは記憶に新しいところだろう。中旬以降になって秋雨が降り、過ごしやすい気候となったことでようやく〝遅い秋〟が訪れた印象が強い。釣行当日は9月下旬、日中の日差しはまだまだ強く、気温は30度にも迫る一日となった。 水野「とはいえ、カレンダー上では既に秋。人間の体感温度とは異なり、水中は秋へと確実に進行しています。バスも本能に従って行動しているはずです」 水野さんが最初に選んだのは、本湖の広大なフラットエリア。 「秋のドンズバ直球」と呼ぶバイブレーションを投げ始める。 水野「ボートポジションで水深は〝推定〟1メートル弱、ルアーをキャストした着水地点は〝推定〟30センチですね」 水深が〝推定〟であるのは、前段で解説した通り、魚探を非搭載のためだ。ファーストキャストの遠投した先でバイブレーションが着底するまで、底を感じ続けて船べりまで、それぞれ巻き続けた感覚が推定水深を水野さんに着想させる。その根幹となるのは、もはや言うまでもなく24アドレナの突き抜ける高感度だ。 水野「ベイトフィッシュを盛んに追ってる様子が伺えて、バイトは頻発しますね。ただ偏食タイプの個体が多いようで、獲れたのは1本のみ。上流も見ておこうかな」 そう言って遡ったのは「奥行きが長い方のバックウォーター」という養老川だった。夏の名残を探し、水温が若干下がる上流域のカバーを要所要所で撃ちながらの遡上。気付けば昼を過ぎ、ボートで上ることができる限界地点へと到達していたのだった。 水野「ようやく上流域での1本目!目の前をベイトが通過した瞬間にスイッチが入ったバスがホバストに反応してくれました!けど、ここまで水面直下系のハードベイトで何回かチェイスはあったものの、さほど食い気を感じない…。本湖に比べ長い時間を使ってきたんですけどねぇ」 数は少ないが一発を狙って上流域を選択するのか、それとも本湖へと戻るのか。 水野「…ヨシ、決意しました!」 水野さんの次なる展開とは、果たして。