大阪府・吉村知事が定例会見2月10日(全文4)マスク会食の心掛け定着できないか
大阪府の吉村洋文知事は10日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「ワクチン接種、大阪モデルを策定した」大阪府・吉村知事(2021年2月10日)」に対応しております。 【動画】「ワクチン接種、大阪モデルを策定した」大阪府・吉村知事(2021年2月10日) ◇ ◇
「マスク着用義務化」発言の趣旨は
関西テレビ放送:関西テレビの竹内と申します。きのうの対策本部会議の中でマスク着用の義務化を政令でできないかというお話があったかと思うんですけども、こちらについてはあらためてどういう趣旨でそういうご発言をされたのかと、併せて感染症に強い社会をつくりたいというお言葉もあったかと思うんですが、マスクの着用義務化以外になんらか知事の中で考えられていることがあれば教えてください。 吉村:政令で、いろいろ、まん延防止等重点措置で政令でこういうことができますよというのが書かれていますので、それを活用できないかというのは頭の中にあります。これも重点措置にまだ移行してないから、今の段階でいろいろ言うことではないのかもしれないですけども、それは考えています。僕自身が思った趣旨、どういう思いで言ったかというと、緊急事態宣言っていうのはどこかでやっぱり終了するわけですよ。これは当然常に大きな犠牲が伴いますし、一方でそのどこのレベルになるかというのはそれぞれまだ分からないけれども、本来はステージ5、ステージ4の脱却のはずだったんですけど、今はもっと減らすべきだという声もどんどん出てきて、延長、延長という話になってきていますけど、どっかで1回終了しますよね。
解除して全て終わりではない
そのときにいくら少ない数字になってようが、きのう朝野先生の話でもありました、これは病床も含めてですけど、そこで感染症に対する対策というのが一挙に緩まれば、僕はまた一挙に増えると思うんですよ。この感染症、いや、行動変容、どうつくっていくのかっていうのが大切で、よく世論では緊急事態宣言が延長して、感染をずいぶん落としたらそのあともう再度の延長にならないようにしようとか言うんですけど、僕はそんなに甘いもんじゃないなと思っていて、逆に言ったらそれでずいぶん落ちたと、これで安全だ、大丈夫だと、もうみんな飲み歩こうよってなった瞬間、僕は一挙にまた増えて、また緊急事態宣言をしなきゃいけなくなるんじゃないかと。 ワクチンが一定普及するまではやっぱりそういうウイルスとどう対応するかっていうのは非常に、対峙していくのかっていうのは非常に僕は難しいし、大切なことだと思っています。その中で今、緊急事態宣言が、数が減ってきて、徐々に緩和するか、徐々に解除するか、あるいは3月7日でどうなるかという、この今の時期に大切なことっていうのは解除して全て終わりなんじゃなくて、やっぱり解除して次の措置に移行するときに感染症に今までより強い社会をつくっていくことが大切だと思うんです。 緊急事態宣言でしんどい休業とかを一生懸命やってきたわけだから、それを無駄にしないためにも、次のステップっていうのはその緊急事態宣言前のときよりも強く、とにかく家を出るなとか、店を閉めろとかじゃなくて、この感染症対策と向き合う中で、感染症対策に強い社会をつくれないかなっていうのが、感染症と社会経済活動を両立する上で重要じゃないかと思っているんですね。 だからそうなったときになかなか平時から少ないときにマスク会食をっていっても難しいかもしれません。もともとマスク会食は確かに難しい側面もあります。飯食いながらですのでね、そんなん感染が広がってないときに言ってもそんなんできるかっていう話になるんですけど、今この状況で冷静に考えたときに感染症を防ぐっていう視点、プラス飲食店を守るっていう視点、そういう視点で協力してくださいっていうことを僕はもっとやっていくべきじゃないかと思っています。