大阪府がコロナ検査「陰性」結果をスマホ通知 保健所業務の効率化目指し導入
まずは感染者の数が集中している大阪市の保健所から導入
大阪府がコロナ検査「陰性」結果をスマホ通知 保健所業務の効率化目指し導入
大阪府の吉村洋文知事は10日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、保健所業務のさらなるシステム化を図るため、新型コロナウイルスの検査結果が陰性の場合は、検査対象者のスマホにメール送信し、検査結果を確認できるウェブサービスを導入すると発表した。まずは、感染者数が多い大阪市の保健所を対象に近日中にスタートするとしている。 【中継】大阪府・吉村知事が定例会見(2021年2月10日)
保健所の業務の一部効率化を目指す
会見によると、このシステムの導入は、検査などによる保健所の業務の一部効率化を目指すために行われる。まずは感染者の数が集中している大阪市の保健所から導入を始めるという。
検査場でQRコード読み取り専用サイトでメルアド登録
今回の導入では、まず対象者は大阪市在住で、同市の保健所が管轄する検査場で検査を受けた人となる。 同システムは、検査場で検査を終えた後に、対象者自身がウェブ上で検査場で交付されるQRコードを読み取り、専用サイトへログインしてメールアドレスを登録。それによって、保健所での検査結果がシステムに登録され、結果は自動的にメール送信される仕組みとなっている。
届いたメールで確認、未開封時は保健所側から連絡するなどしフォロー
対象者は届いたメールに記載されているURLを開くと、検査結果を確認できるようになり、吉村知事は「いつでもどこでも、気にすることなく検査結果が確認できる」としている。 対象者が検査結果が確認したかどうかについては、保健所でメールが開封されたか未開封かが分かる仕組みとなっており、未開封者がいる場合は電話などでフォローしていくとしている。 また、検査結果が陽性の場合は、その後の手続きがあるため、保健所から電話連絡をする形となる。
今後は検査の予約システムについても新たなものを開発
吉村知事は「これは陰性の結果をお知らせする仕組みですが、検査の予約システムについても新たなものを開発中です」と話している。