大阪市・松井市長が定例会見2月26日(全文3完)青に向かえば時短要請解除を検討
時短エリアの変更基準があれば教えて
NHK:NHKの西澤です。時短要請のエリアに関してなんですけれども、最終的に府が決めることではあると思うんですが、エリアを今後、今、市内全域にかけてますけれども、それを絞り込むか維持するか、または広げることもありうるということなんですけれども、新規陽性者だとか病床の使用率を見ていくべきだとおっしゃっていましたけれども、具体的に例えばステージ2、国の指標の中でいったときに縮めるべきだとか、何か思い描いている数字など、具体的な基準があればお考えを教えてください。 松井:いや、これ具体的なものは専門家の皆さん、大阪府の本部会議で専門家の皆さんの意見も聞きながら対応していくんですけど、何度も言うように、具体的というか、ちょっと抽象的な言い方ですけど、僕は今の状態であれば、これが2週間、3週間続いていけば、もう少し要請をやっぱり緩めていく。だからブレーキを緩めてアクセルを踏んでいくことが可能ではないかなと思います。 一番は、何度も言うけど、ゼロコロナはありません。医療従事者の負担軽減ができるということは、ベッドの稼働率を下げれば負担が軽減されるわけですから。この状態、大阪のモデルでいくと赤信号のときは、もう緊急事態ですよ。今、黄色信号がともっている。黄色信号から緑になれば、そもそもやっぱり自由な経済活動に制約をかけるというのがおかしいわけですから、自由に経済活動をしていただく。ただ、その経済活動の中で動く人たち、それに参加する人たちは絶えずコロナのウイルスがそばにいるんじゃないかなという、そういう危機意識を持って行動様式を決めていただくという必要があります。だから1人1人、やっぱりコロナに感染しない、させない、対策を1人1人が実施する。その意識の下で社会を動かしたいと思っています。 司会:次の質問をお受けいたします。朝日放送テレビさん。
接種準備ができたところがワクチン数より多い場合どうする?
朝日放送テレビ:ABCの辻村です。1点だけ、ワクチンの供給量についてなんですけれども。国のほうが4月中にこれだけ大阪府に入れるという話がおととい夜出ましたけれども、きのう吉村知事のほうでワクチンの分配について、数が少なくてかなり厳しいというご意見と、あと高齢者の入所施設を優先にするという話があったかと思うんですけれども、ただ、その高齢者入所施設もかなり数がありまして、ワクチンに対して、数が多いからどこに分配するかという話になるかと思うんですけれども、その辺りのお考えと、あと、きのう市長は準備ができたところからというようなお話もされていたかと思うんですが、準備ができたところがワクチンの数よりも多かった場合にどうするのかとか、その辺りのお考えはいかがでしょうか。 松井:だからまず、これは吉村知事のほうで判断されることやけども、僕は、国から来たワクチンを分配するに当たっては、やっぱり各市町村、人口割りでやるべきだと思っています。それで接種の優先順位は、やはり重篤化になりやすい高齢者から。その高齢者の中でも、今回は集団接種を十分賄えるだけのワクチン量が来ていませんから、だから、だいたい今6000人分程度という話なので、それも3週間でね、で、2回打たなければなりませんから。そう考えていくと、本人確認がしっかりできて、そして施設にいる限りはそういう基礎疾患も把握できてるし、それから外に出ていただく、外で受けていただく必要がありませんので、施設内で接種できるので、そういうことを考えればやはり施設が、高齢者施設から順次、接種すべきだなと。 高齢者施設の順番については、これは比較的、名簿が今、各施設にお願いして整えていただいているんですけど、そういう準備が整ったところから。同時に準備できたらどうするんだと言われたら、それは、なんて言うかな、なんらかの形で、それでも順番付けるしかないでしょう。足らないんだから、全部。 朝日放送テレビ:その順番の付け方というのは今後検討するということになるんでしょうか。状況次第ですか。 松井:状況次第ですね。これは福祉局のほうで、まず選ぶとして、施設に常駐の医師がいるとか、看護師がいるとか、打つ体制がすぐに整ってるとか、そういうところから接種するということになるでしょう。 朝日放送テレビ:ありがとうございます。 司会:次の質問をお受けいたします。毎日新聞さん。