リスキリングで「資格試験に合格する人」と「受験前に挫折する人」を分ける3つの行動
例えば、500時間の学習が必要だという情報があり、合格者の一般的な学習期間が1年間だとされる資格試験があるとします。この試験に合格するためには、365日毎日勉強するとして、単純計算で毎日1時間半弱の勉強時間を確保することが必要です(実際には勉強しない日もあるため、現実的には一日2時間弱の勉強時間の確保が必要だと考えるとよいでしょう)。 1日2時間弱という目安が分かったら、毎日2時間弱勉強できる状況かどうか、自分自身の日常を思い起こし、確認してください。 もし2時間弱の勉強時間が確保できないのであれば、どうすれば2時間の勉強時間が確保できる状況に変わるのか、検討するのです。朝1時間早起きする、お昼休み時間の半分を勉強に充てる、といった方法もあるでしょう。 このように検討した結果、自分が勉強に充てることができる時間が、1日あたりに必要な勉強時間にまったく足りない場合は、目指す目標(資格)を変えるか、自分自身が置かれた環境・状況を変える必要があるのです。 ● 合格する人はやっている! 結果が出る勉強法「2つのコツ」 新年の目標が定まったら、あとは勉強するのみです。続けて紹介する「合格する人の特徴」を参考に、日々机に向かいましょう。 合格する人の特徴その1:短期決戦、スピード勝負 普段忙しい人が資格の勉強をするとなると、合格という目標に対して「長期スパン」で挑みがちです。特にビジネスパーソンによく見られる傾向として、合格に必要な学習期間の平均が1年であるところ、「忙しい」ということを理由に、「2年くらいかけて合格できればよい」と考えてしまうのです。 一見すると長期スパンで挑んだ方が合格の可能性は高まりそうですが、違います。 1日1時間の勉強で2年後の合格を目指す「長期スパン」よりも、「短期決戦・スピード勝負」という考えで、「1日2時間の勉強時間を確保する」最短ルート(1年後の試験)を目指す方が、合格可能性は高まるものです。 長期スパンで挑むということは、目標とする試験日(2年後)まで今日勉強した内容を記憶し続ける必要があります。目標となる試験日が遠ければ遠いほど記憶の維持は大変です。 一方で最短ルートを目指すのなら、目標とする試験日までの期間は短く、記憶の維持もさほど難しくありません。多忙だからこそ、最短ルートを目指す必要があると思ってください。