松野官房長官が定例会見5月20日(全文)入国上限を1日1万人から2万人に引き上げ
サル痘の国内感染例や疑い例は
NHK:NHKの古垣です。話題変わりまして、サル痘について伺います。天然痘に似た症状の感染症、サル痘の患者や感染が疑われる報告が欧米を中心に相次いでいます。こうした状況についての政府見解と今後の対応、日本国内での感染例や疑い例はないか伺います。 松野:現在、欧州等においてサル痘の感染例が確認されています。サル痘の症状としては、発疹、発熱等のほか、リンパ節腫脹が見られますが、重症例では臨床的に天然痘との区別が困難であり、ヒトのサル痘での致死率は1から10%程度とされています。現在、日本国内での感染は確認をされていませんが、サル痘は感染症法上、4類感染症として全数届出の対象となっているところであります。今後、サーベイランス強化のため、自治体等に対する情報提供を行うこととしています。引き続き、WHO等とも連携しつつ、感染状況の把握に努めるとともに発生動向を監視し、感染症法に基づき必要な対応を講じていく考えであります。 司会:予定がありますので、次、最後でお願いします。
奄美空港へ米軍オスプレイ着陸。米側の説明は
TBSテレビ:TBSテレビの森川です。話題は変わりまして、鹿児島、奄美空港への米軍オスプレイの着陸についてお伺いいたします。本日午前に発生した着陸事案について、政府が確認している内容、発生の経緯、米側からの説明内容についてお伺いいたします。 松野:本日午前10時ごろ、米軍のオスプレイ1機が鹿児島県の奄美空港に予防着陸をしたとの報告を受けています。現時点において、今回の着陸による部外への人的・物的被害、民間機への影響は確認されていません。本件の発生を受け、速やかに関係自治体へ情報提供を行うとともに、防衛省が職員を現地に派遣したと、承知をいたしております。 米側からは、メンテナンスの必要が生じたため、奄美空港に予防着陸したとの連絡を受けており、本件の原因や、さらなる詳細については米側に確認中であります。政府としては、米軍機の運用に際しては、安全の確保は大前提と考えており、引き続き米側に対し安全管理に万全を期すよう、求めてまいる所存であります。 女性:よろしいでしょうか。 司会:はい。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】松野官房長官が定例会見5月20日