秋篠宮さま58歳に 佳子さま別居公表に遅れ「意見集約に時間かかった」(会見全文)
もうそういう時期なのだなという思い
幹事社:ご結婚に対する佳子さまのお考え、そして殿下の考えについてお聞かせください。 秋篠宮殿下:そうですね、結婚については、もしいずれ娘が結婚のことについて話をしてきたときには、彼女の考えをよく聞いて、そしてまたこちらの思うところも伝えるというような感じで話し合っていければというふうに思っています。 幹事社:助言されていることや話し合われていることはありますでしょうか。 秋篠宮殿下:それは結婚について? 特に今はありません。 幹事社:悠仁さまについておうかがいします。来年4月には高校3年生に進級され、9月には成年を迎えられます。最近のご様子や成長ぶりとともに、卒業後の進路についてのお考えや成年皇族としての期待、悠仁さまやご家族で話し合われていることがあれば教えてください。 秋篠宮殿下:早いもので来年の9月で18歳になって、今、成人の年齢が18歳になりましたので、もうそういう時期なのだなという思いを持っています。最近の様子ですけれども、今、高校2年生で、もう少しすると今度高校3年になるわけです。それでこれは多くの人たちがそうだと思いますけども、学校以外の多くの時間を机の前に座っているという状況ではあります。 一方で、その合間合間を使いながら以前から自分が関心を持っていたこと、例えばおそらく一番関心が強いのはトンボ類についてなんですけども、そのトンボ類の調査をしていることや、また、これはいつからかな、かなり以前からお米についても調べていましたので、そういう実験をしたりしております。
関心の幅が広がっているように思う
成長の様子というのは、同じ家に住んでいて毎日のように顔を見ていますので、連続的ですからなかなか私として何が成長したっていうのはよくわからないところがあります。おそらくこれ、何年か経った後に、あ、このときにこういう感じで成長したんだな、ということを思い出すんではないかとは思うんですが、自分が関心を持っている、その関心の幅というのがやっぱり広がってはきているように思うんですね。例えば、トンボをはじめ昆虫のことについていろいろ調べている、そうするとその今度はその生息環境をどういうふうにしたらいいか、そうするとそこにどういう植物がふさわしいかとか、そういうようなものがいろいろ出てきてそれが繋がってきているのかな、という気はします。成長の具合はそんなところでしょうかね。 それから卒業後の進路は、やはりなんて言うのでしょう、卒業して例えば大学に行くというときに、やはり本人が何をしたいかっていうことがやはり一番大事なのだと思います。で、そういうことができるような場所に行ってくれたらいいのではないかなというふうに私は思います。 幹事社:成年皇族としての期待はいかがでしょうか。 秋篠宮殿下:そうですね、成年を迎えても、しばらくの間はおそらく学業優先になりましょうから、公的な場所に頻繁に出るということではないと私は思います。もちろん空いているときには出ると思いますが。そしてまた息子についても、これは娘と同じようにですね、だんだんにいろいろなところから声をかけていただくことになるんではないかと思います。その場合には、それら一つひとつを大事にして、丁寧に取り組んでいってもらいたいなと思っています。 幹事社:卒業後の進路について、悠仁さまやご家族で話し合われていることがあれば教えてください。先ほど本人が何をしたいかと思いましたがその点について話し合っていることがあれば。 秋篠宮殿下:そうですね、さっきお話したこと自体が話し合っていることにもなります。 (了)