秋篠宮さま58歳に 佳子さま別居公表に遅れ「意見集約に時間かかった」(会見全文)
良い形での情報発信の場になるといいのではないか
幹事社:2問目にまいります。宮内庁に皇室の情報発信強化を目的とした広報室が新設されてから約8か月が経過しました。殿下が過去の会見で言及されたタイムリーな情報発信や、反論する場合の基準作りの検討状況とともに、現在の皇室の情報発信についての見解や課題、秋篠宮家へのバッシングとされる一部報道やSNS上の声についてのご感想、その対応について、宮内庁と話し合っている事柄がありましたら教えてください。公的なご活動以外のご様子を伝えることは、皇室への理解を深めることにも繋がりますが、殿下のお考えをお聞かせください。 秋篠宮殿下:宮内庁に広報室ができたのがこの4月になりますけど、ただこの広報室ができて半年以上経っていますけど、私自身が何かそれに関わっているということはありません。しかし、おそらく宮内庁の総務課広報室で、皇室の情報発信ということについては今いろいろなことを考えている、検討している段階だと思います。そうですね、私はやはり情報、先ほど自分のがタイムリーじゃなかったんであまり言えないんですけれども、やはり大切な情報を役所のウェブサイトでタイムリーに発信していくということは大変大事なことだと思いますので、またウェブサイトについても、それほど遠くないうちにリニューアルが行われるという話も聞いておりますので、そこが良い形での情報発信の場になるといいのではないかというふうに思っています。 えーっと、たくさんあったので(笑)。
何らかのガイドラインを引き続き検討する必要がある
幹事社:殿下が過去の会見でも言及されていました反論する場合の基準作りに関して、これに関してはいかがでしょうか。 秋篠宮殿下:そうですね、昨年も確かその基準というのは非常に作るのは難しいという話をしたかと思います。何かリアクションをするときにしても、その中にいろんな要素が入っていますので、これをどこか一定のところに持っていくというのはなかなか難しいですけれども、メディアとかネット、そういうものに対するですね、どう対応するための何らかのガイドラインというのは、引き続き検討していく必要があるかと思っています。 そうですね、基準ということについてはそのあたりでしょうか。 幹事社:現在の皇室の情報発信についての見解や課題についてはいかがでしょうか。 秋篠宮殿下:そうですね、皇室の情報発信、これは先ほどお話ししたことと重複しますが、やはり皇室全体の情報発信、これをタイムリーに行っていくことは非常に大事ですけれども、一つ、もし課題を挙げるとすれば、広報室というものができても、その広報室が今度はそれぞれの家、うちも含めて、にどのように密にコンタクトを取りながらやっていくかというのは、これはそれぞれとやらなきゃいけないわけですから人員的な問題もありますし、どういうふうにコラボというか、協力しながらやっていくか、というのはこれからもっと考えていかければいけないことではないかと思います。 それと……。 幹事社:それから、秋篠宮家へのバッシングと取れる一部報道やSNS上の声についてのご感想はいかがでしょうか? 秋篠宮殿下:そうですね、バッシングととれる報道やSNSへの声についての感想ですか? これはなかなか感想を言うのは難しいなと思います。というのは、SNSとか、ネットユーザーの中でどれぐらいの人がそういう意見を書き込んでいるのか、非常に極端なことを言っている人の割合というのは相当低いというのは私も知っていますけれども、それよりかはおそらく、もっと広範に見た方がいいと思うのですが、バッシングの基準もなかなかわかりにくいところはありますけれども、大体ネットユーザーの中のどれぐらいのパーセンテージでそういう発信をしているのかということがわからないと、こちらとしてもなかなか感想ということは言えないわけですね。それが非常に高いのか、それとも非常に低いのかによってやはり違ってくると思います。この辺りは、私もこれから少し調べてみる必要はあるのかなと。こちらに対してということではなく、それ全体の利用状況といいますかそういうもののことですけれども、してみたいと思います。