秋篠宮さま55歳に(会見全文)本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親として尊重すべきもの
秋篠宮さまが11月30日に55歳の誕生日を迎えられた。これに先立って行われた記者会見の全文は以下の通り。
宮中三殿にお参り「気持ち新たに」
記者:宮内記者会の幹事を務めますテレビ東京のシンミタイチと言います。本日はお忙しい中、このようなお時間をいただきましてありがとうございます。秋篠宮殿下におかれましては、まもなく55歳の誕生日を迎えられますこと、宮内記者会一同お喜び申し上げます。本日は率直なお考えをいただければと思います。よろしくお願いいたします。 秋篠宮さま:よろしくお願いいたします。 記者:それでは早速、私から3つ質問をお尋ねします。最初です。「立皇嗣(りっこうし)の礼」が11月8日に執り行われました。新型コロナウイルスの感染拡大で、儀式の日程や内容は大きな影響を受けましたが、諸儀式に臨まれた感想とともに、あらためて皇位継承順1位の皇嗣となったお心構えをお聞かせください。 秋篠宮さま:11月8日に立皇嗣の礼が行われました。本来は春に行われる予定だったわけですけれども、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染が拡大し、それで延期になっていたわけですね。私自身、この秋に、11月に行うっていう時に、やはりこれから寒い時期に向かってCOVIDとインフルエンザ両方の流行が考えられる時に、少しそのことは気にはなっていましたけれども、これ自体は国事行為でありますので私が何か言うことではもちろんないわけですね。それですので、決められたことに従って臨みました。そうですね、昨年から行われていた即位礼関連の儀式、これが、一連のものが終了したわけでありますけれども、そのことに安堵しております。 今回、今ご質問にあったもう一つのことについてですけれども、私は昨年でしたかな、私自身は生まれてから今まで個体として同じ秋篠宮文仁なわけですね。それでずっときています。したがって、何か区切り、節目があったから変わるということではないわけですけれども、私自身は以前と変わらず、一つひとつのことを大切に務めていきたいというふうに思っております。そしてまた、これも昨年お話ししたことかと思いますけれども、やはり人間は、できることなら進歩していくことが大切だと思っておりますので、そのことも常に頭に置きながら過ごしていきたいと思っております。 一つだけ、今回、「宣明の儀」の後に宮中三殿にお参りをいたしました。今後は、その三殿でお参りすることになるわけですけれども、私にとってこの前が多分4回目なんですね。着袴(ちゃっこ)の儀があった後と、それから成人の時と、結婚の時で4回目なわけですけれども、今後こちらでお参りすることになるのだなというふうに(という)ことで気持ちを新たにいたしました。以上です。