秋篠宮さま58歳に 佳子さま別居公表に遅れ「意見集約に時間かかった」(会見全文)
対応について話し合いはしていない
幹事社:現状の認識としては、かなり心を痛められているというような……。 秋篠宮殿下:それ、目にしなければ気にはならないわけですね。でも目にすることもやはりあるわけですけれども、ただ、今お話したように、どれぐらいの人たちがそういうことを書いているのか、発信しているのかということによって、こちらの認識も変わってくるということですね。 幹事社:その対応について、宮内庁と話し合っている事柄がありましたらお教えください。 秋篠宮殿下:対応については特段何か話し合いをしているということはありません。ただ何と言いましょうか、これ先ほどの反論の基準にも少し関係してくるかもしれませんけども、むしろ、例えば宮内庁であれば、繰り返しになってしまいますけれども、より、まあポジティブって言うとちょっと言い過ぎかもしれないですけども、正確な情報をタイムリーに出していくということは、そういうものと、こう何といいますかね、向き合う上では大事なことなのではないかと思います。 幹事社:公的なご活動以外のご様子を伝えることは、皇室の理解を深めることにもなりますが、殿下のお考えをお聞かせください。 秋篠宮殿下:そうですね、公的なもの以外というのはかなりたくさんあるわけですけれども、確かに今お話があったように、そういうものも含めて発信されると理解が深まるということは考えられます。そしてまた、私たちの活動をですね、もしですけれども、三人称ではなく一人称で発信したとすれば、それはより理解が深まると思います。それの延長として、公的な活動以外のものも発信できるかどうかは、一定の何か基準がないと難しいかもしれません。
国内での公的な仕事にも一生懸命取り組んでいる
というのは、公的な事柄に非常に近いこともあれば、完全にこれはもう私的な、夏休みにどこかに行ったとかそういう私的なこともあります。そしてもう一つはやっぱり、これはあくまでも宮内庁のホームページで情報発信をするということになると、基本はやはり公的な事柄の発信ということになるのだと思います。 ですから、その辺りをどこまで許容できるかというのは、これから検討していく、検討に値するのではないかなと思っています。その中には、例えば外国に行くのであっても、公式ではなくて非公式なのだけれども、行った訪問先ではかなり公的に扱っているものなどというものも今までもありますので、その辺はまた考えていくべきだと思います。 幹事社:3つ目の質問にまいります。お子様方についておうかがいします。佳子さまは手話を使った公務や、国際親善のためのペルー訪問など、多くの公務に取り組まれていますが、今後のご活動への期待や、ご結婚に対する考え、助言されていることや、話し合われていることがあればお聞かせください。 悠仁さまは来年4月に高校3年生に進級され、9月には成年を迎えられます。最近のご様子や成長ぶりとともに、卒業後の進路についてのお考えや、成年皇族としての期待、悠仁さまやご家族で話し合われていることがあれば教えてください。 秋篠宮殿下:まず、それでは次女のことからお話しいたしますと、先日ペルーに公式に訪問して、彼女にとっては2回目になるんですかね、公式訪問で。非常に行くときに飛行機のトラブルなどがありましたけれども、予定していたものは全てですかね、向こうで行うことができ、大変有意義に過ごしたと思います。 そして、ベルーもそうですし、手話を使った公的な行事ということもお話にありましたけども、日本国内での公的な仕事にも合わせて一生懸命取り組んでいると私は思っています。 そして、その後にあった助言でしたっけ? 幹事社:今後の活動への……。 秋篠宮殿下:今後の活動への期待ということについては、これはもう以前からお話をしていることですけれども、やはりいろいろなところから声をかけていただいているわけですし、それぞれのそういう主催している人たちにとっては大変大事な催しが多いわけですね。ですので、引き続き一つひとつ声をかけていただいた仕事に対して真摯に取り組んでいってもらいたいというふうに思っております。 あとは……。