秋篠宮さま 誕生日会見(全文)今でも結婚したいなら、それ相応の対応をするべき
秋篠宮さまが11月30日に53歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち行われた記者会見には、紀子さまとともに臨み、代替わりに伴う大嘗祭(だいじょうさい)や、長女の眞子さまの結婚問題などについて言及した。 【動画】秋篠宮殿下が53歳に ご夫妻で記者会見 宮内庁提供映像(2018年11月30日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードはYouTubeのTHE PAGEチャンネル上の「秋篠宮さまが53歳に ご夫妻で記者会見 宮内庁提供映像(2018年11月30日)」に対応しております。 ◇ ◇
皇位継承順位第1位の皇嗣となられることへの抱負を
司会:では、質問に入らせていただきます。1問目です。殿下にお伺いします。殿下は来年5月の代替わりに伴い、皇位継承順位第1位の皇嗣となられます。新たなお立場への抱負をお聞かせください。公務の在り方や分担について、新天皇となられる皇太子さまとどのような話し合いをされ、殿下がどのようにお考えになられているのか、併せてお聞かせください。 秋篠宮殿下:最初の抱負ということについてですけれども、私は今まであまり抱負ということは語ることは、口に出して言うことはありません。ただ、何かの節目というよりも、折々に、抱負のようなものを考えることというのはあります。で、これは抱負になるのかどうかは分かりませんけれども、これからも、さまざまな公的な仕事をする機会があります。ときとして、例えば、毎年のように行われているものなどについては、どうしても、前年と、とか、その前の機会と同じようにすればいいというふうに思いがちです。これは私自身もそうなんですけれども。ただ、やはりそれら1つ1つを、その都度その都度考えながら、自分の仕事、もしくは務めを進めていくようにしたいと思っています。 あと、公務のことっておっしゃいましたかね、については、公務そのものについては、これは例えば天皇が海外、外国訪問中とかなんかには、臨時代行ということをするわけですね。私は今まで、それをしたことがありません。今の皇太子殿下が昭和時代に一度ですかね、その経験があるわけですが、私はしたことがありませんけれども、今後はそういう機会は必ず出てまいります。一方、公的な活動について【代位 00:03:46】が、来年の5月以降、今まで皇太子殿下が行ってきたものというのが、今度は天皇になられると、それを併せてするということはできなくなります。 一方これは昨年のこの場でもお話をしましたけれども、私も自分で行っていることがあります。総裁とか名誉総裁をしているものもありますし。で、それらをじゃあ、そっくり誰かに今度は譲る、引き渡すということ、これも、それを受ける先はありません。 そのようなことから、今、宮内庁として考えていることは、いったん全て皇太子殿下のお仕事を宮内庁のほうで引き取って、それを整理をして、それで次に私がどのものを、そのあとを行っていくかというのを検討しているところです。そうですね、おそらくそれはそう遠くないうちに発表されるのではないかというふうに思っています。 また、在り方ということを今おっしゃいましたけれども、在り方については公的な活動については今お話ししたようなことについての了解を皇太子殿下と取ったということです。在り方というものについては、おそらく今後もっといろいろ話をしていかなければいけないのでしょうけれども、いわゆる分担というか、今の皇太子殿下と、それと私のものというのはある程度、今お話ししたように分かれるわけですけれども、例えば宮中で行われる行事などについては、それは平成の時代にも行い方が変わったり、今の両陛下が変えられたものもあるわけです。そういうものについては随時、話し合いを、すでにしているものもありますけれども、していく必要があろうかと考えています。以上です。