【速報 ツール・ド・フランス2024】マイヨ・ヴェールのギルマイが区間3勝目、ログリッチは落車で2分27秒遅れる/第12ステージ
オーリヤックからヴィルヌーヴ=シュル=ロットまで203.6km、平坦ステージ。アクチュアルスタートが切られるとルクセンブルクチャンピオンジャージ着用のケヴィン・ゲニエッツ(グルパマ・FDJ)が単独アタック、トマ・ガシニャール(トタルエネルジー)が追いつき26秒にタイムギャップがついた、メイン集団からカンタン・パシェ(グルパマ・FDJ)が飛び出し、後方ではファビオ・ヤコブセン(dsmフィルメニッヒ・ポストNL)が遅れ始めた。 【ハイライト】ツール・ド・フランス 第12ステージ|Cycle*2024 吸収されたゲニエッツがふたたびアタックするが追いつかれ、そこからは高速でのアタック合戦が続き、スタートから20km進んだところで抜け出したヴァランタン・マドゥアス(グルパマ・FDJ)、追いついたカンタン・パシェ(グルパマ・FDJ)、ヨナス・アブラハムセン(ウノエックスモビリティ)、アントニー・テュルジス(トタルエネルジー)の4選手での先頭グループが形成された、レース開始から最初の1時間の平均時速は51.486km/h。
この日3つある4級山岳はアブラハムセンが先頭通過、遅れていたヤコブセンとペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス)は自転車を降り、中間スプリントポイントはテュルジスが20ポイントを獲得。2分差を追いかけるのはアルペシン・ドゥクーニンク、モビスターが1人協力してくれているが、そのほかのチームは先頭4人を逃しても構わないという姿勢、セーアン・クラーウアナスン(アルペシン・ドゥクーニンク)が出し切った甲斐もあり残り距離41.7kmで先頭グループを吸収。クラーウアナスンとヨナス・リカールト(アルペシン・ドゥクーニンク)、エフゲニー・フェドロフ(アスタナカザクスタン チーム)は制限時間内にフィニッシュできず、タイムアウトで大会を去ることとなった。 スプリント勝負に向けて隊列を整えながら集団走行しているフィニッシュまで残り距離12.2km、中央分離帯に引っかかった選手が起点となり集団落車が発生、巻き込まれたのはプリモシュ・ログリッチ(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、救済措置の範囲外でジャイ・ヒンドレーを除くチームメート全員がログリッチを連れて集団復帰を目指すものの、ダメージがあるのか少しずつタイム差は広がり最終的に2分27秒遅れでフィニッシュ、総合タイムは4分42秒、順位も6位へと落としている。 橋を渡りEFエデュケーション・イージーポストの選手が先頭でフラムルージュ、バーレーン・ヴィクトリアス、イスラエル・プレミアテック、アルケア・B&Bホテルズが隊列を整え前へと出ていく、右からマイク・トゥーニッセンがビニヤム・ギルマイ(ともにアンテルマルシェ・ワンティ)を連れてかぶせてくる、アルノー・デマール(アルケア・B&Bホテルズ)がスプリントを開始、ワウト・ファンアールト(ヴィスマ・リースアバイク)とギルマイと右からヤスペル・フィリプセン(アルペシン・ドゥクーニンク)も加速し、ギルマイが今大会3勝目、デマールとマーク・カヴェンディッシュ(アスタナカザクスタン)は降着処分を受けた。 「チームメイトとチームに感謝したい、このジャージが自分に翼を与えてくれる」ギルマイ、ステージ勝利後インタビュー
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