《SNSで大バズり》「インスタでは日本一」目前の”保育士中心”女子バレーチーム カワイイ売りの評判に「女を出してやっているわけではない」「選手がトントン飛びながら回っただけで…」
パリ五輪でも盛り上がりをみせたバレーボール。昔から「ママさんバレー」と呼ばれるようなクラブ活動も人気だが、SNS上では近頃“異色のチーム”が注目を集めている。“保育士中心”をうたったバレーボールチーム「ビオーレ名古屋(Viore Nagoya)」だ。【前後編の前編】 【写真】SNSで大バズりした”新ユニフォーム紹介動画”。2人の選手がその場で回りながら飛び跳ねている
2022年4月発足の「ビオーレ名古屋」は、名古屋市内で8つの保育施設を運営している「学校法人正雲寺学園・栄寿福祉会グループ」の理事長・寿台順章氏がオーナーおよび監督を務める。アマチュアのクラブチームでメンバーの多くが保育士として働いている。 発足した年は全国地区大会でもベスト3に入るなど、若いチームでありながらも好成績の同チーム。将来はSVリーグ加盟も視野に入れているという。 そうしたなかSNS上では“保育士中心”である点や、メンバーらが出演するYouTube動画にも注目が集まっている。 「たとえば、メンバーによる『ユニフォーム紹介』のYouTubeショート動画は、10月24日の時点で、180万回以上も再生されています。『かわいい』『こんな保育士さんいいな』などと大反響です。 一方で、選手らの身体のラインが強調されていることを心配して『露出多くないか』『恥ずかしくないのかな』 といった声も。“エロカワ売り”をしていると認識して、コメントを寄せるネットユーザーも散見されます」(スポーツ紙記者)
本業とバレーの“二刀流”を推進
SNS上で有名になったチームだが、発足のきっかけはささいな出来事だった。オーナー兼監督の寿台氏はこう語る。 「ちょうど4年前、保育園の職員室でフリーペーパーをたまたま手に取ると、そこにある大学の女子バレーチームが写っていました。『この大学って保育科もあるのかな』と気になって調べていくと、保育科をもちながらバレーに力を入れているような学校が全国に100チーム以上ありまして。 そのように大学までバレーを頑張ってインカレまで出たような子たちが、就職を機にプレーから遠ざかるのはもったいないと思いました。教育福祉に携わりながらもアスリート活動を両立できる“二刀流”が実現可能なチームがあればと『ビオーレ名古屋』を発足させました」 (寿台氏、以下同) チームの公式サイトを見ても「選手の雇用(就職先)」は「当法人グループのいずれかに正社員(保育士、栄養士、看護師、スポーツ指導員等)として雇用」「若干名は、当グループ以外での就職、学生のチーム入団を認める」などと記載されており、働きながら本格的にプレーに取り組める環境を用意することが、法人全体でも共通認識になっている。 「私たちは選手のセカンドキャリアを特に重要視しています。選手を引退しても困らないような環境を整えたいですね。また同時に、福祉の若い働き手が増えるという側面もあるため、スポンサーさんもその理念を理解して、背中を押してくださっています」