【速報 ツール・ド・フランス2024】マイヨ・ヴェールのギルマイが区間3勝目、ログリッチは落車で2分27秒遅れる/第12ステージ
山岳賞 1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)36 Pts 2 ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー/ウノエックスモビリティ)36 Pts 3 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ヴィスマ・リースアバイク)28 Pts
ヤングライダー賞 1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 49h 18' 55'' 2 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)+ 03' 34'' 3 フアン・アユソ(スペイン/UAEチームエミレーツ)+ 06' 03''
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 148h 02' 42'' 2 スーダル・クイックステップ(ベルギー)+21' 03'' 3 イネオス・グレナディアーズ(イギリス)+ 22' 22''
リタイア 61 ペリョ・ビルバオ(スペイン/バーレーン・ヴィクトリアス) 185 ファビオ・ヤコブセン(オランダ/フィルメニッヒ・ポストNL) 197 ミケル・モルコフ(デンマーク/アスタナカザクスタン) 107 ヨナス・リカールト(ベルギー/アルペシン・ドゥクーニンク) 194 エフゲニー・フェドロフ(カザフスタン/アスタナカザクスタン) 104 セーアン・クラーウアナスン(デンマーク/アルペシン・ドゥクーニンク)
7月12日(金) 第13ステージ アジャン > ポー 165.3 km(平坦/獲得標高 2000 m) 残り少ないスプリントチャンス、マイヨ・ヴェール争いも大詰め 翌日からのピレネー2連戦を控えて、2週目最後のスプリントステージ。なによりこの日を含めて、スプリントチャンスはもはや2回だけ。いまだ勝利を追い求めている選手にとってはもちろん、すでに両手を挙げた選手にとっても残り少ない貴重な勝機。マイヨ・ヴェール争いも大詰めだ。 24年ぶりにツールを迎え入れるアジャンから、昨夏も、3年前も、4年前も……全111回のうちなんと75回もツールのプロトンが立ち寄ってきたポーへ。ちなみに21世紀に入ってから8度のステージフィニッシュが繰り広げられ、うち4度が平地ステージだった。そのうち大集団スプリントで終わったのは、実は半分の2回しかない。 残す2回は逃げ切りで終わった。そのいずれも、ステージ終盤には、小さな山岳が待ち構えていた。今ステージも同様だ。スタートから約120kmはほぼフラットな道が続くのだが、最終盤に2つの4級山岳が紛れ込んでいる。いずれも登坂距離は2km弱と短いものの、勾配は6~7%と優しくはない。ピュアスプリンターにとっては決して簡単ではなく、アシスト勢がスピードコントロールに苦労させられること必至。 ただ残り29km地点で2つ目の山岳を終えれば、再び道はフラットに戻る。2017年キッテル、2018年デマールという正統派スプリンターたちが勝ち取ってきたポーの町を、やはり高速列車が駆け抜けるのかもしれない。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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