90年代の名作シューズがアップデートされて復刻! 「AIRWALK CLASSICS(エアウォーク クラシックス)」が 見据える未来像とは?
1986年にカリフォルニアでスケートボードとBMXのニーズに応えるフットウェアとしてスタートした「AIRWALK(エアウォーク)」。90年代には「ONE(ワン)」や「ENIGMA(エニグマ)」など名作シューズが誕生した。 最近では「エアウォーク クラシックス」として「OUTLAND D-BOOTS(アウトランドD-ブーツ)」を復刻したり、アフタースケートシューズも手掛けている。 今回はその「エアウォーク クラシックス」を率いる株式会社ドウシシャ(フットウェア事業部)とSEESWAY LLCの代表、高橋勤さんに、同ブランドの歴史やクラシックラインを手掛けた経緯、おすすめモデルを伺ってきた。
魅力的なアーカイブをリイシューする「エアウォーク クラシックス」
スケーター出身のリー・スミスがスケートボード用シューズを発表したことから1986年にスタートした「エアウォーク」。その革新的なデザインと優れた耐久性、他の追随を許さぬ機能性により、わずか1年で全米にブームを巻き起こした。 その後、アクションスポーツの盛り上がりを受け、スケートボーディング、BMX、スノーボーディング、マウンテンバイクのシューズはもとより、カジュアルウェア、スノーウェア、アクセサリーまで、その独自のカルチャーで若者文化を魅了し続けている。
そんな「エアウォーク」が2017年よりアーカイブモデルの復刻を中心とした「エアウォーク クラシックス」を展開しているのをご存じだろうか。 2024年AWコレクションから「エアウォーク クラシックス」のディレクションを手掛けるSEESWAY LLCの高橋さんはこう語ってくれた。
「これまでは“クラシック”という冠をつけて、別注ベースで展開していた『エアウォーク クラシックス』でしたが、ドウシシャ フットウェア事業部のもっとインラインを充実させたい方針から、2024年の秋冬からディレクションを手掛けることになりました。 『エアウォーク』にはしっかりとしたアーカイブモデルがあるので、それを若い世代にも知ってほしいという思いは強いですね。だからこそインラインの充実と、プラスしてコラボモデルなど話題性のあるものも交えて『エアウォーク クラシックス』としてリスタートさせたのです」 40代ぐらいまでのファッション好きなら「エアウォーク」を履いたことがある人も多いだろう。だが若い世代にはブランドとしてのイメージもあやふやな部分がある。そこで名作モデルなどを紹介しながら、コラボや別注なども展開し、改めて「エアウォーク」の魅力を世に知らしめるラインとして始動したのだ。