90年代の名作シューズがアップデートされて復刻! 「AIRWALK CLASSICS(エアウォーク クラシックス)」が 見据える未来像とは?
「このブランドを通ってきた人がたくさんいるので、そういった人たちにもしっかり喜んでもらえるように、当時のアーカイブを紐解きつつ、現代風にしないといけない難しさはありました。あまりいじりすぎて“これは昔のものと違う”みたいな声が出ないように、そのバランスはみんなで話し合いながら作り上げました。 もちろん、ソールの素材も加水分解しにくいものに変更したり、インソールに機能性を加えて履きやすくしたりなどのアップデートは施しているので、今履いても申し分ないシューズに仕上がっていると思いますよ」 当時を知る人はこだわりや思い入れが強い分、復刻モデルを見る目も厳しくなっていると思うが、自信を持ってそれに応えうる仕上がりになっているようだ。 最後に今後の展開についても高橋さんに伺ってみた。
「『エアウォーク』には魅力的なアーカイブがたくさんあります。ただ、それを一度に出しすぎると、すぐに満腹になってしまうので名作は小出しにしながら、展開するモデルを考えて行ければと思います。 また『White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)』のランウェイでもうちのEVSブーツのコラボモデルが使われたことも話題になっていて、コラボや別注の話も届いています。 名作の復刻とコラボや別注をバランスよく展開して、もっとたくさんの人に『エアウォーク クラシックス』の存在を知ってもらえればいいですね」 盛者必衰という言葉があるように、いいブランドも人気が出すぎると飽きられて、その良さが見失われてしまう。ただ思うことは、単純に“良いものは良い”ということ。「エアウォーク クラシックス」の良さに、Y2Kと呼ばれる若い世代にも早く気付いてほしいと切に願う。