「誇れる強みがない」と悩む人が、なりたい自分になるための9つのステップ
例えばあなたが器用貧乏だったとしても、多彩な才能を自分主体で活かしていくための「自分軸」があれば、才能が開花した「才能長者」になることができます。でも残念なことに自分軸がわかっただけでは器用貧乏のままです。ではどう行動すれば自分の才能が光るのか、通算1500回以上の講座やセミナーを開催してきたメンタルコーチの龍夏さんがステップごとに解説します。 【図表】疲れたと感じたときに「心の状態」を知る3項目 ※本稿は、龍夏著『何をやっても中途半端…な 「器用貧乏さん」から脱出する本』(総合法令出版)の一部を再編集したものです。
理想を描くためには、好きなアニメキャラクターを参考に
いきなり行動しようとしても、何をすればいいかわからなければ闇雲に動いてしまっては無駄足を踏むことになります。何でもある程度こなせてしまう人ほど、間違った方向に進んでいても気づきにくいものです。理想の未来を思い描くことができ、現時点の立ち位置もわかることで、目指す目標が明確になることが多いです。理想の未来をハッキリさせるためにも、なりたい自分がどんな自分なのかを次の9ステップで明確にしましょう。 ステップ1は「好きなキャラクターを書き出す」ことです。童心にかえって、好きなアニメやマンガの登場人物を思い出してみてください。主人公でなくても脇役でも一瞬だけ出てきたようなキャラでも、あなたの心に残っている「あの人」を思い出し、ノートや紙に書き出しましょう。多ければ多いほどいいです。20人くらい出せるとバッチリです。 ステップ2は「好きな理由を書き出す」ことです。「そのキャラクターが好きな理由、惹かれる理由」を書き出します。強いから、いつも笑顔だから、おもしろいから、優しいからなど、あまり考えず直感で思い浮かぶ理由をどんどん書いてみてください。 ステップ3は「キャラクターと自分を重ねてみる」ことです。好きなキャラクター全員分の理由をひととおり書き出せたら、ざっと全体を眺めてください。あなたが普段の生活でも気にしていることや、できれば持てたらいいなと思っているものがないか探してみましょう。これは自分にもあったらいいな、と思うものには、印をつけます。いかがでしょうか、スムーズにできていることかと思います。