【サンデーLIVE!!特集】 65歳以上の3人に1人が“認知症”の予測 将来の発症左右する大注目の「MCI」とは?
認知症予防は様々な予防法の“組み合わせ”が重要
アルツクリニック東京 新井平伊医師 「1つの予防法でこの複雑な、人類にとって1番大敵なアルツハイマー病を、何かやれば予防できるとか治るとかいうわけでは決してない。皆さん『予防が大事だ』という思いになってくれると、社会的に大きなムーブメント、流れになるんじゃないかと」
取材後記
これまでの認知症治療では「早期発見・早期治療」の考えのもと、早く見つけて治療を始めることが重要とされてきました。つまり、発症後の対応です。取材を通して見えてきたこと、それは「早期発見・早期治療」以上に、「早期予見・早期予防」が重要視され始めているということです。 残念ながら認知症は進行すると、有効な治療法がないというのが現状です。このまま、認知症患者が増え続ければ、当然、社会全体の機能も低下していくと新井医師は危惧します。だからこそ、我々一人一人が認知症を知り、予防意識を高めていくことが何よりも大事なのだと感じました。 取材= 瀧尾春紀(ABCテレビ記者)