IR「反対派の意見も踏まえつつ進める」大阪・吉村知事会見6月15日(全文4)
正式要望にはたどり着けていない
となれば、医療機関がどういう意見をするのか、そこをさっき東京都医師会の話もありましたけれども、医療機関の意見と、医療の代表者の意見ということもやっぱり踏まえていかないと、医療の現場実務とすれば、単に空回りするだけの状態になってしまう。そうであれば、より、きのうも言ったオール医療の在り方とか濃厚接触、濃厚接触は国への要望になりますけど、オール医療の在り方とか、今、ベッドを増やしてくれとか、いろいろ言ってるんですけども、そういったところで協力関係を強化したほうが適切だろうなというふうには思っています。 なので、僕自身は5類、オミクロンにわたっては、もう5類にすべきだという考え方ですけども、じゃあ大阪府として、国に5類を正式に要望するのかというと、まだそこまではたどり着けてないなと。いずれ行く道だと思いますけど、たどり着けてないというのが現状かなというふうに思ってます。きのうの議論を踏まえても。 関西テレビ放送:ありがとうございました。 司会:次に。ABCさん。
あくまでも府内に避難している人が対象か
朝日放送テレビ:ABCテレビの【コバヤシ 01:13:10】です。ギフトカードの配布についてお伺いします。DV避難者の方で、現在、住民基本台帳の住所が異なる場所でも対象ということなんですが、これはあくまでも大阪府内に避難して、逃げておられる方っていうことですかね。 吉村:そうですね。原則的にはそうなるだろうと思います。 朝日放送テレビ:じゃあ例えば、別のところ、他府県から大阪に逃れてきている場合は、対象にはならない? 実家が大阪でとか、そういった場合はどうなりますか。 吉村:実家が大阪で、現実に居所があるという場合は、対象になるということにはなると思います。実際に大阪におられるかどうかが、たぶん対象になると。大阪以外に郵送するというのはちょっと難しいけども、ほかのエリアでDVに遭われて、今、実家が大阪にあって、大阪に住むとか、あるいはなんらかの理由で大阪に住まれてる方は、やっぱり大阪で生活されてるから、大阪の子供として、対象にしたいというふうに思います。 ただ、その逆のバージョンで、他府県にもう住んでるよっていう方で、ももともと大阪と関係が深いんだというのがあったとしても、ちょっと他府県にまで郵送物を送るというのは、ちょっとできないと思うので、あくまでも大阪の事業でもあるので、大阪府内にお住まいの子供っていうのが対象になると思います。と、そういう設計になります。 朝日放送テレビ:ありがとうございます。 司会:ほかにご質問は。 吉村:あと、さっきの、2類、5類の話ですけども、なので、できる規定なんかが多いですから、実態としてできるだけ5類に近づけていきたいなというふうにも思っています。今、2類の扱いになってるんですけど、オール医療というのも、実はそういう論点でやってます。全ての医療機関がこのコロナと接触、コロナを対応すべきじゃないかと、前半の非コロナ病院の話もありましたけど、実態として、できるだけ2類から5類に近づけていくという努力を、これまでもやってますけども、これからもやっていきたいと思います。 ただ、感染症法の分類の指定そのものについては、もうやはり国の権限になりますから、あまり、国の指定のところでは、大阪府の医師会も含めて、これは違うよねって言ってるところを一生懸命、府として言うのは、言ってもこれはなかなか進まんだろうなと思うので、進め方として、実態として5類に近づけていく。これを大阪府としてはやっていきたいというふうに思ってます。判断権がない以上、それが現実的かなというふうに思います。ただ、東京都医師会みたいな話が大阪府医師会からも出てきたら、もう全然、状況は変わるだろうなとも思います。