大阪・関西万博の開催場所、IRの予定地の「夢洲」ってどんな場所?
大阪湾の臨海部にある人工島「夢洲」
大阪湾の臨海部にある人工島の「夢洲(ゆめしま)」。大阪・関西万博の開催地として、そしてカジノを含むIR(統合型リゾート)の予定地としても注目されていますが、開発の停滞から「負の遺産」と呼ばれたことも。一体、この人工島はどんなところなのか。どういう経緯で今に至っているのかをまとめました。 【拡大写真】空から見た夢洲・舞洲・咲洲付近の様子
路線バスに乗って「夢洲」へ行ってみた
現在、夢洲に行ける唯一の交通手段は自動車です。今回は、路線バスに乗りました。 4月下旬の朝、地下鉄のOsaka Metro中央線コスモスクエア駅に到着。近くの海浜緑地に出ると、船が行き交う海をはさんですぐ近くに夢洲が見えました。この駅は、夢洲の南東にある人工島の「咲洲(さきしま)」にあるのです。 停留所からバスが発車し、海底を通る夢咲トンネルを抜けるとすぐに夢洲へ至ります。この間10分程度。「近いな」と思いきやバスはそのまま夢洲を通り過ぎ、夢舞大橋を渡って舞洲という別の人工島へ。 道中、交通渋滞につかまったためか、再びバスが夢洲に戻ってきて停留所を降りた時には、乗車から約50分が経過していました。
歩道を歩くのは運転手らしき人やスーツ姿の人が少々
停留所の目の前にあるのは、大型コンテナが敷地内にいくつも積み重ねられたコンテナターミナル。周辺の道路沿いには、大型トレーラーが何台も停車しています。 歩道を歩くのはトレーラー運転手らしき人やスーツ姿の人が少々と、閑散としています。歩道をしばらく歩くと、舗装が途切れてじゃり道になっている箇所も。4月下旬ということで汗ばむほどではありませんが、空気が乾いて感じられ、しきりにのどが乾きます。
島内唯一のコンビニに入ってみた
夢咲トンネルと夢舞大橋の間をつなぐ道路の東側にある島内唯一のコンビニエンスストアで、野菜ジュースを購入。店内の雰囲気は他の店舗とほぼ同じですが、業務用の手袋やフェイスタオルなどが多数陳列されたコーナーがあったのが印象的でした。 店から道路をはさんだ島の西側には大型クレーンが複数あるのが見えるものの、工事中のため入ることができず、どういう状況か詳しくわかりません。 他に入れるところもなさそうで、見るべきところはあらかた見たと判断して、到着から約1時間後にはもう帰りのバスに乗りました。