「西国分寺駅」には何がある? 徒歩すぐで市役所&おしゃれ図書館に行ける、歴史スポットにあふれた街
◆武蔵国分寺跡資料館に隣接するカフェも
「お鷹の道」をしばらく進んだところにあるのが「武蔵国分寺跡資料館」。江戸時代に国分寺の名主であった本多氏の旧邸宅であり、国分寺重要文化財でもある住宅長屋を使用しており、「おたかの道湧水園」も併設しています。 武蔵国分寺跡からの出土品や資料を展示メインにしており、この地域に関する理解をグッと深められる場所です。入場料が税込100円というのもお得。 また、「史跡の駅 おたカフェ」は、全国に約1600カ所ある「まちカフェ」の一つで、ここが資料館のチケット窓口も兼ねています。 和風屋根の建物+オープンテラスというのが何ともおしゃれで、犬とともに屋外ランチを楽しんでいる人もいました。無料で使える屋外の休憩所やコワーキングスペースもあり、ちょっとした息抜きにも軽作業にもおすすめです。 また、カフェからはカレーのいい香りが! 入ってみると1200~1300円のランチセットがあったので、「鶏肉と野菜のスープカレー(1200円+大盛り100円)」を注文しました。 スープカレーは、深川飯のようにスープがあらかじめかかっている独特なスタイル。スパイシーなスープカレーと食べ応えある野菜がとてもおいしく、辛さも気にせずペロリといただけました。落ち着いた照明と木質のインテリアがシックなくつろぎ空間なのでおすすめです!
◆武蔵国分寺跡の広大な空間に歴史へのイメージが深まる
「お鷹の道」をしばらく進むと、立派な「国分寺楼門(ろうもん)」に遭遇。こちらは米津寺(東久留米市)の楼門を明治時代に移築したもので、武蔵国分寺とはルーツや年代が異なりますが、さまざまな時代の史跡が複層している西国分寺らしさを感じさせます。 そこから少し歩いた場所にあるのが、武蔵国分寺跡の伽藍中枢部。昔はここに講堂や金堂など壮麗な建築が建っていたそうですが、現在はその名残もほとんどなく、武蔵国分寺公園のように大木とこもれびの穏やかな野原になっています。 武蔵国分寺跡を出て西方向へ少し歩いたところには、立派な柿の木が。西国分寺では歴史ある史跡と自然の緑・農地の緑がパッチワーク状に現れます。