【兼務で忙しい人へ】仕事を断らないサイバーエージェント専務が実践している「マルチタスクの極意」
さらなるマルチタスクのコツは、賛否両論ありそうな「デュアル作業」
飯塚さん: そして三つめは、“デュアルで処理する”ことに慣れる。 複数のタスクを同時にやって、時間効率を上げていく。僕はレスが早いほうなんですけど、他のことをやりながら返してるからなんです。 いるだけであまり頭を使わなくてもいいようなミーティングでは、頭を使う個人作業をやってます。 飯塚さん: 脳みそを使う仕事と使わない仕事がどのくらいあるかを毎日把握するようにしていて。 この打ち合わせの間にこの作業はできそうだな…と組み合わせで処理してますね。 僕、秘書の方もいないんで、会食のお店の予約も全部自分でやってます。ミーティング中に。 原見: 自ら!? 飯塚さん: 今ってだいたい予約もオンラインだから、それくらいすぐできますよ。だいたい行く店の候補も決まってるし。 渡辺: とはいえ、ミーティングをサボってるみたいに見られちゃうんじゃないかとか考えません?(笑)。PCカタカタしてたら… 飯塚さん: ライフハック的にいうと、横の人から見えないシート貼るとか… 原見: 本当にライフハックだった。 渡辺: 原見ちゃんみたいな、2年目ぐらいの若手が会議中にデュアルでやっててもOKですか? 飯塚さん: 上司から見て、本当に忙しいって認識ができてたらOKかもしれないですね。そこが不足していると、無駄な反感を食らう。 だからやっぱり、上司に業務を把握してもらう必要があるということ。 上司を握っておいたうえでの、「デュアル」です。 原見: 周囲への理解となると、上長だけよりは、全体に自分がやっていることを知ってもらうほうがいいんですかね…? 飯塚さん: 僕はslackのtimes(タイムズ=分報)を1日10何回とか書くんだけど、それで自分の仕事に対するフリークエンシーをつくるんです。自分が何をやっているか、何に忙しいかは、みんなに知ってもらったほうが楽なんですよ。 ※タイムズ=SlackやTeamsなどのビジネス用メッセージングアプリ内に個人チャンネルを持ち、そこにいま取り組んでいることをリアルタイムに投稿・共有すること 原見: 飯塚さんでそうなんだったら、私はもっとやらなきゃ理解してもらえないですね…