【兼務で忙しい人へ】仕事を断らないサイバーエージェント専務が実践している「マルチタスクの極意」
ということで、専務執行役員のこの方のもとを訪れました
渡辺: 飯塚さんに、“最強のマルチタスクの人”としてアドバイスをもらいたくてですね… 飯塚さん: そうですね~。一つは、本当に無理だと思ったときに“断捨離”できるようにしておくことかな。 たとえば受けるタイミングで、「一度やってみて、その後どうするか考えていいですか?」とか、何かあったときにやめられる枕詞を言っておく。 二つめは、いやらしくなく評価してもらえるよう“上司を握る”こと。たくさん仕事してるのに、評価されなかったら損じゃないですか。 原見: わー、それ聞きたいです。 飯塚さん: 組織のための“盛り上げ施策”とかって、上司が把握していないことも多いから「何やってんのか分からないけど忙しそうで、本業がおろそか」みたいに受け取られることが多いじゃないですか。 広告にフリークエンシー(接触頻度)が大切なように、上司への報告も過剰にしたほうがいいと思うんですよね。受けるとき、プロセス、1回終えたあと…とか。 原見: たしかに、「こんなことしてます」とかは上長には言わず、まわりのメンバーと話すだけってことが多かったかも… 飯塚さん: 僕は藤田(晋)社長に1カ月に1回、自分の仕事の報告を送るんです、求められてなくても。 「私、こんなことやってるのに」っていうのと、上司の「え、そんなことやってたの?」っていうギャップをなくす努力をするべき。 あと、「これって評価されますか?」って上司に聞いてから仕事を受けたほうがいいと思いますね。 原見: 先に!? 渡辺: ちょっと嫌なヤツっぽくなりませんか? 「これ、やって評価されますか」って。 飯塚さん: そこを、かわいげをもって言うのがポイント(笑)。 渡辺: いやらしくなく、かわいらしく。原見ちゃんそれはできそうだね。 原見: たしかに、それはちょっと得意かも(笑)。 渡辺: 上司への報告も、査定前にまとめるといやらしいかもだけど、都度報告していたらちゃんとしたアピールになっている、と。