フィンク監督も勝負を度外視するとは言っていない。ただ、何が起こるかわからない勝負の世界で、シーズンを折り返した段階で逆転優勝へ白旗を上げれば。今シーズンの特例としてカテゴリー間の降格がないと定められていることも相まって、さすがに少なからず波紋を呼ぶだろう。 「チャンピオンズリーグ（ACL）の日程などもあり、難しい試合もたくさん詰まっているので、もちろんトップクラスの選手である彼がいると頼もしい。戻ってきたことはプラスにはなるが、次節にどこまでできるのか、というのは現時点ではわからない」 プレー時間を30分間に限定していたと明かしたイニエスタの今後に関してもフィンク監督は未定を強調した。各チームが週2試合の過密日程から解放される来週だが、ヴィッセルは10月31日に予定されていた第25節が、当初のACL日程に伴って16日へと前倒し。上位につけるセレッソ大阪を再び中3日で、ホームのノエビアスタジアム神戸に迎える過密日程が組まれている。 （文責・藤江直人／スポーツライター）
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